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選挙戦を振り返って4(市長戦短信Vol.27)

2020年4月30日ニュース

「コロナに勝つ!」のタスキを掛けて街頭演説に臨む天野代表

 

選挙期間中の街頭演説場所と時刻は次のとおり。

【4月12日(日)】~市内全域を街宣
 10:00 ひらせい安田店
 11:00 ウィンディー 
 11:30 安田交流センタ―「風とぴあ」前
 13:30 サムズウオロク水原店
 14:00 うららの森(村杉温泉街入口)
 14:30 出湯温泉街
 15:30 市役所笹神支所 前
 16:30 市役所京ヶ瀬支所 前

【4月13日(月)】~水原・笹神地区中心に街宣
 10:00 ウオロク水原店 
 11:00 瓢湖市営駐車場
 13:30 サムズウオロク水原店
 14:30 ひらせい安田店
 15:00 ウィンディー
 16:00 うららの森(村杉温泉街入口)
 16:30 出湯温泉街

【4月14日(火)】~水原・京ヶ瀬地区中心に街宣
 10:00 ウオロク水原店
 11:00 サムズウオロク水原店
 11:30 瓢湖市営駐車場 
 13:30 緑岡団地 
 14:00 市役所 京ヶ瀬支所

【4月15日(水)】~安田地区中心に街宣
  9:30 安田郵便局前
 10:30 ひらせい安田店
 15:30 ウィンディー 
 18:00 サムズウオロク水原店

【4月16日(木)】~安田・京ヶ瀬地区中心に街宣
 10:30 ひらせい安田店
 11:40 サムズウオロク水原店
 15:00 業務スーパー京ヶ瀬店
 17:00 緑岡団地
 18:40 ウオロク水原店

【4月17日(金)】~笹神・京ヶ瀬地区を中心に街宣
 11:40 市役所 笹神支所
 13:10 ウオロク水原店
 14:10 うららの森(村杉温泉街入口)
 14:30 出湯温泉街
 17:00 瓢湖市営駐車場
 18:40 サムズウオロク水原店

【4月18日(土)】~水原・安田地区を中心に街宣
  9:30 安田地区商店街
 10:30 ひらせい安田店
 11:40 安田ヨーグルト工場
 13:20 サムズウオロク水原店
 13:40 うららの森(村杉温泉街入口)
 13:50 出湯温泉街
 14:10 市役所 笹神支所
 14:20 瓢湖市営駐車場
 14:40 緑岡団地
 18:50 ウオロク水原店

 ※上記場所以外でも、随時、小規模な街頭演説を実施。
 (例)京ヶ瀬地区の京ヶ島、駒林

 次号「選挙戦を振り返って5」に続く。(選挙参謀X)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

選挙戦を振り返って3(市長戦短信Vol.26)

2020年4月29日ニュース

転ばぬダルマ、ピカチュウ!

 この必勝ダルマは天野代表の勝利に向けた守護神となってくれることを祈念して、私(選挙参謀X)が制作しました。天野代表から「転ばないダルマを作ってもらえないか」との依頼を受けて、小生、家にある不用品を活用して、この作品を創作しました。頭に付けているマイクは私が以前、カラオケで使っていた愛用のマイクです。(小生、喉には自信があります!)
 「ああ、ピカチュウだ!」と、事務所を訪ねて来られた支持者のお孫さんから言われました。
大正解!「ピカチュウ」は、ポケットモンスターシリーズに登場する人気キャラクターです。その愛らしいルックスから、国内外問わずポケモンを象徴するキャラクターとなりました。。この「ピカチュウ」は電気ねずみと言われるように、頬には赤斑点に見える「でんきぶくろ」と呼ばれる、電気を生成するための器官が備わっています。。戦う時は体当たりをしたり、尻尾を叩きつけたりする他、この「でんきぶくろ」で作られた電気を放出して相手にぶつける「10まんボルト」や「かみなり」で相手を攻撃します。
 
 さて、本題に話を戻します。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、どのような選挙戦を展開したらよいのか天野代表と綿密に議論を重ねた結果、
 ・3密(「密閉」「密集」「密接」)状態は絶対に作らない!
 ・1イシュー(コロナ対策)一本で有権者に訴える!

 という基本方針を確認しました。
 
 この方針に基づき、次の事柄を取り決めました。
・朝の辻立ち(阿賀野郵便局付近、国道49号と国道460号の交差点)は選挙期間中も実施する。
・辻立ちや街頭演説は、防災服(紺色)を着用して、「コロナに勝つ!」のタスキを掛けて行う。
 ※なぜ天野代表は、選挙戦で防災服を着用したのか?
  「現場で発生した問題は!現場でしか解決できない!」
  「現場主義」を重視する天野代表のこだわり。選挙戦では戦闘服に転用できる?
・個人演説会は実施しない。
・街頭演説を行う場所に支持者(サクラ、偽客)を招集しない。
・街頭演説を行う場所は広い駐車場を備えた商業施設か住宅団地内の道路沿いで行う。
・マイクを通して天野代表の肉声を家の中にいる有権者に直接届ける。
・主要な街頭演説場所と時刻をマスコミに通知する。

 上記の取り決めを確認した上で、合併前の旧4日町村(水原、安田、笹神、京ヶ瀬)単位で街頭演説の場所をピックアップしました。
 なお、*の場所は新型コロナの影響調査を実施した水原地区、安田地区の商店街、五頭温泉街です。

[水原地区]
・サムズウオロク水原店
・ウオロク水原店
・水原商工会付近(*)
・瓢湖市営駐車場前
[安田地区]
・ひらせい安田店
・ウィンデー
・安田郵便局前
・安田交流センター「風とぴあ」前
・安田地区商店街(*)
[笹神地区]
・村杉温泉入口「うららの森」付近(*)
・出湯温泉街共同浴場駐車場付近(*)
・笹神支所駐車場前(近くにスーパーがある)
[京ヶ瀬地区]
・緑岡団地
・京ヶ瀬支所付近(業務スーパー京ヶ瀬店前)
・駒林集落内
【その他】
・街頭演説場所は来店客が多い商業施設を中心に選定。また定期市が立つ場所も選定。
(選挙参謀X)…次号に続く。

posted by 地域政党 日本新生 管理者

選挙戦を振り返って2(市長戦短信Vol.25)

2020年4月28日ニュース

「コロナに勝つ!」のタスキを掛けて街頭演説に臨む天野代表

 

 阿賀野市長選挙と市議補選(欠員3名)が4月12日に告示され選挙戦がスタートしました。選挙戦は18日までの7日間、投開票日は19日です。
 出陣式は事務所脇にある駐車場で行いました。出陣式については天野代表の親戚筋を中心に、ごく一部の支持者の方のみにご案内しました。
 当日は、ご参集いただいた十数名の方は、全員マスクを着用してご参加いただきました。
 天野代表は、冒頭、参集者に対し2メートル程度の間隔を開けるよう要請した後、第一声が始まりました。

<天野 市栄氏の第一声(街頭演説)要旨>
 皆さん、おはようございます。
 4月7日に阿賀野市内で初めて、新型コロナウイルスの感染が確認されました。9日には2例目・3例目の感染事例が報告されました。市内における感染拡大が懸念されることから、高齢者を中心に不要不急の外出自粛が続いています。
 そのような状況のなか、本日、支持者の皆さまから出陣式に脚を運んでいただいたことに、深く感謝申し上げます。皆さんにお願いしたいことがあります。ウイルスの感染を防ぐため、隣の方と2メートル程度の間隔をとってください。

 それでは、今回の市長選に向けた私の所信を述べさせていただきます。
 私は12年前の平成20年4月に阿賀野市長に初当選し、1期4年間、市政を担当させていただきました。一番に取り組んできたのが、市立病院(現あがの市民病院)の公設民営化でした。私が市長退任後、新病院は完成しましたが、肝心の救急医療は不充分なままになっています。

 その市民病院が、昨年9月に厚労省の専門委員会が公表した公立・公的病院の再編・統合の対象病院となりました。市民の間で、市民病院の診療体制・機能縮小への不安が広がっています。私が市長在任中に策定した新病院建設基本計画に基づいた二次救急(救急告示指定)を早期に確立する必要があります。私なら出来ます!

 新潟県は首都圏と2本の動脈(新幹線・高速道路)で繫がっています。阿賀野市は県都新潟市に隣接しています。阿賀野市での最初の感染者は都内からの帰省客でした。市内での3つの感染事例が報告された現在、市民病院や市役所の感染症対策(危機管理体制)は万全なのでしょうか?不安が募るばかりです。

 私は、先日、コロナウイルスによる地域経済への影響について、水原地区と安田地区の商店街、それと最も大きな影響を受けていると思われる五頭温泉郷を尋ね、一軒、一軒、聞き取り調査を行いました。イベントや催しの中止、不要不急な外出自粛により、飲食店や旅館ではキャンセルが続出し、これから迎える行楽シーズンの予約が入らず休業状態になっているなど、深刻な状況になっていることが分かりました。また、洋服屋や理美容室など、固定客が多い業種においても、外出自粛により、来店者の激減、売り上げの減少が顕著に見られます。元々、経済基盤がぜい弱な地場産業ですが、今、まさに崩壊の危機に直面しています。

 阿賀野市のトップリーダーという立場にある市長は、現下の情勢を充分に把握した上で、市役所組織をフル稼働させ、感染症という目に見えない脅威に対し、果断に対処することが求められていますが、残念ながら、今回の感染症対策に関しては機能不全の状況になっています。
 私なら出来ます!

 私が市長在任中に発生した福島原発事故では、福島県からの自主避難者の受け入れに腐心しました。放射能汚染を避けるため、国道49号を経由して福島県から大勢の方が自家用車で阿賀野市にやってきました。私は、福島県からの自主避難者を閉校した大和小学校や五頭少年自然の家、五頭温泉郷の旅館への受け入れを即断即決して、職員に必要な指示を出し、生活の場を提供しました。

 放射能汚染も感染症も、言わば「見えない脅威」です。このような有事(非常時、緊急時)の際には、トップダウンによる迅速な意思決定が求められますが、残念ながら市役所の感染症対策は、隣接する新発田市と比較して後手に回っています。現市政においては、感染症や災害などの危機に対する認識が著しく欠如しているものと思われます。一刻も速く、市役所を危機管理に強い組織体制に改変する必要があります。私なら出来ます!

 ラストチャンス!阿賀野市が再生できる最後のチャンスです。
 もう一度、私にチャンスを与えてください!
 やり残した大事な仕事が待っています!

 阿賀野市再生請負人 天野市栄
 ご清聴ありがとうございました。

 次号に続く。(選挙参謀X)

 

posted by 地域政党 日本新生 管理者

新型コロナどこ吹く風?新潟県(阿賀野市)には絶対にコロナは来ない!?(市長戦短信Vol.24)

2020年4月27日ニュース

不人気・不具合の多いアベノマスク(?)をして緊急事態宣言を発令する安倍首相

 本日午後1時半から、阿賀野市議会において、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急経済対策についての予算審議が行われる。阿賀野市から最初の感染者が発表されたのが4月7日。この日は東京都を含む7都府県を対象にして緊急事態宣言が発令された日でもある。4月7日から20日経った本日、やっと市独自の経済対策が打ち出された。

 4月7日に先立つこと46日前の2月21日夜、阿賀野市内の某料亭にて、田中市長の後援会婦人部の集い(宴会)が挙行された!
 私がこの料亭に直接、問い合わせたところ、以下のことが分かった。
 〇出席者
 ・後援会婦人部約150人
 ・田中市長、帆苅県議、S.M氏(後援会長、土改理事長)、市議会議員の遠藤 智子氏、
  浅間 信一氏、市川 英敏氏ほか
 〇その他
  宴席で、田中市長は「選挙がありますから、宜しく、宜しくお願い致します」と言って、
  酌をして回ったとか。
  
 2月21日時点では、新潟県内に新型コロナウイルスの感染者は出ていないが、東京都内で28人の感染が確認されている。約1週間後の29日に、東京都から新潟市(秋葉区)に帰省した男性からコロナウイルスの陽性反応が出て、新潟県内(新潟市内)初の感染者が確認され、県内に広がった。そして、4月7日には新潟市に隣接する阿賀野市内でも感染が確認された。(4/7現在の感染例、新潟県内37例目、新潟市内30例)
 
 天野代表が2月25日の記者発表で、市長選挙への出馬理由の一つに挙げているのが新型コロナウイルス対策だ。天野代表は,、冒頭、次のように述べている。
「新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)。首都圏と2本の動脈(新幹線・高速道路)で繫がる新潟県。県都新潟市に隣接する阿賀野市。市の感染症対策(危機管理体制)は万全なのか?不安が募るばかり…」

 また、選挙戦で天野代表は街頭演説で次のことを有権者に訴えた。
 「私には危機管理(対策)の実績・経験があります!福島原発事故が起きた時、福島県から放射能汚染を心配した大勢の自主避難者が、当時、福島と新潟を結ぶ唯一の道路、国道49号を自家用車を運転して、ここ阿賀野市にやってきました。当時、市長だった私は、福島県からの自主避難者の受け入れを即断即決して、職員に必要な指示を出して、自主避難者を閉校になった大和小学校、五頭少年自然の家、五頭温泉郷の旅館へと受け入れ、生活の場を提供しました!放射能も感染症も見えない脅威!阿賀野市内から新型コロナウイルスの感染者が出たことで、この「見えない脅威」にさらされていますす!しかし、コロナウイルスの感染者が出ていない隣接する新発田市と比べて、阿賀野市では感染症対策は全く講じられていません!このような市政がこのまま続いてよいのでしょうか?」

 市民の生命と健康を守るべき立場(公職)・職責にあることを忘れ、自身の選挙(私益)のために、新型コロナの感染リスクが高まる「3密」状態で宴会を挙行するとは信じられない!無難に3期目の当選を果たした田中市長。この方に危機管理を任せてよいのだろうか?市議会臨時会で活発な議論・審議が展開されることを期待したい!特に補欠選挙で当選した3人の新人にとってはデビュー戦(初陣)である。チェック機能が果たされていない市議会に”活”を入れて欲しい!ネット中継で大勢の有権者が見ていることを忘れないで欲しい。10月に行われる市議本選のゴングは、今鳴らされた!
(選挙参謀X)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

選挙戦を振り返って1(市長戦短信Vol.23)

2020年4月26日ニュース

五頭温泉郷沿いの国道290号に立つ天野代表

 市長選告示前の4月8日(水)午後、天野代表と国道290号沿いにある五頭温泉郷に向かいました。旅館を一軒一軒訪ね、新型コロナウイルスの影響について聞き取り調査を実施しました。前日4月7日に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に「緊急事態宣言」が発令されました。当時、新潟県は「緊急事態宣言」対象地域にはなっていませんでしたが37人の感染者が確認され、阿賀野市内でも最初の感染者が確認されたました。

 村杉温泉の入口、国道を挟んだ向かいに市の観光物産施設「うららの森」があります。いつもなら桜見物の花見客で賑わっているはずですが、ほとんど観光客は数名。管内にあるレストランの経営者にお話を伺ったところ、売上げが25%も落ちているとのことでした。温泉街に入ると、街中を歩く観光客の姿はまばらでした。ある旅館経営者からお話を伺ったところ、「週末の土日でもこんなもんですよ」とあきらめ顔で応えてくれました。
 以下は、旅館経営者などから伺ったお話です。

・新型コロナウイルスの感染が始まった2月中旬頃から、県外からの予約が全てキャンセルになった。
 これから行楽シーズンに入り、いつもなら予約が入るはずなのだが、今年は全く入ってこない。
 (旅館)
・ウチは主に首都圏からの宿泊客が多いのだが、昨日首都圏に「緊急事態宣言」が発令されたことで、
 今後、宿泊予約は望めないだろう。(旅館)
・ウチは旅行会社から送ってくる県外の団体客が中心だが、コロナウイルスに感染した客を観光地に
 送りたくないとの判断が働いたのか、旅行会社からの団体客の予約は全くない。(旅館)
・旅行会社が送り出す団体客の中にコロナウイルスの感染者がいたら心配だ。従業員が感染するかも
 知れない。そうなったら、旅館を一時閉めなければならないし、風評被害となって五頭温泉郷の全て
 の旅館に影響する。(旅館)
・従業員の感染リスクを考えたら首都圏からの宿泊客は受け入れたくない。(旅館)
・主に地元の利用が多い日帰りの宴会予約も低調だし、市内から感染者が出たことで市内の利用も
 望めない。(旅館)
・法事をやるにしても、首都圏に住んでいる親族は呼べないので、身近な親族で規模を縮小して
 済ませることが多いようだ。(旅館)
・旅館からの引き合いは激減した。スーパーなどの食料品店からの注文も低調だ。(豆腐製造販売店)
・長期滞在で温泉旅館に宿泊し、近くの工事現場で働きに来ていた県外の客が毎月、頭を刈りに
 来てくれていた。コロナの感染が広がったことから、仕事を止めて帰ってしまった。(理容室)

 想像していた以上に深刻な影響が出ていることが分かりました!

<あとがき>
 新型コロナどこ吹く風?新潟県(阿賀野市)にはコロナは来ない?
 田中市長が、去る2月21日夜に市内の料亭にて後援会の婦人部(約150人)を集めて宴会
 (決起集会)を挙行!

 私がこの料亭に問い合わせたところ、以下のことが判明した!
 〇出席者
 ・婦人部約150人
 ・田中市長、帆苅県議、S.M氏(後援会長、土改理事長)、市議会議員の遠藤 智子氏、
  浅間 信一氏、市川 英敏氏ほか
 〇その他
  宴席で、田中市長は「選挙がありますから、宜しく、宜しくお願い致します」と言って、
  酌をして回ったとか。
  
 2月21日時点では、新潟県内に新型コロナウイルスの感染者は出ていないが、東京都内で28人の感染が確認されている。約1週間後の29日に、東京都から新潟市(秋葉区)に帰省した男性からコロナウイルスの陽性反応が出て、新潟県内(新潟市内)初の感染者が確認され内、県内に広がった。そして、4月7日には新潟市に隣接する阿賀野市内でも感染が確認された。(4/7現在の感染例、新潟県内37例目、新潟市内30例)
 
 天野代表が2月25日の記者発表で、市長選挙への出馬理由の一つに挙げているのが新型コロナウイルス対策だ。天野代表は次のように述べている。
「新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)。首都圏と2本の動脈(新幹線・高速道路)で繫がる新潟県。県都新潟市に隣接する阿賀野市。市の感染症対策(危機管理体制)は万全なのか?不安が募るばかり…」
 
 市民の生命と健康を守るべき立場(公職)・職責にあることを忘れ、自身の選挙(私益)のために、新型コロナの感染リスクが高まる「3密」状態で宴会を挙行するとは信じられない!無難に3期目の当選を果たした田中市長。この方に危機管理を任せてよいのだろうか?(選挙参謀X)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

選挙戦を終えて5(市長戦短信Vol.22)

2020年4月25日ニュース

 天野代表の著書「廃屋の町」のラストシーン
 ~主人公(田沼市長の甘木雄一こと野上治夫)が生家で父の昭一と再開する場面

 「市長として、これから私がやらなければならないことがあります。本来、公益に奉仕すべき公務員が、その職責を忘れ、私益に奉仕せざるを得ない状況を正すことです。この地域には旧態依然とした悪弊が風土病のように根付いています。この悪弊を断ち切らなければ、田沼市の未来は切り開けないと考えています。いつの時代も、未来を開拓するのは子供たちです。私は、田沼市を子供たちが夢や希望を抱けるような町にしたいと思っています」
 ※小説「廃屋の町」の基になったブログはこちら

 シリーズ「選挙戦を終えて」は4号で閉じる予定でしたが、読者からの問い合わせがあり、急きょ5号を掲載することになりました。読者からの問い合わせとは、「兄である市栄氏の阿賀野市長選挙への出馬に対して、天野氏の実弟で現阿賀野市議会議員のM.A氏はどのような形で兄の市栄氏に選挙協力をしたのか聞きたい」という内容でした。
 
 この問い合わせについて、天野代表から直接伺った話としてお伝えします。
 最初に結論から申し上げます。
 「兄(市栄氏)の選挙には邪魔しないが協力はしない!協力すれば(H県議)潰される」
 ということでした。

 天野代表の実弟M.A氏は、2012年10月に行われた阿賀野市議会議員で初当選しました。現職だった市栄氏は同年4月に行われた阿賀野市長選に立候補しましたが、結果は落選。詳しくはこちら
 
 4月の市長選で敗れた市栄氏は実弟のM.A氏に地盤(票田)を譲り、同年10月に行われた市議会議員選挙でM.A氏を初当選させ、市議会に送り込ませました。市栄氏の地盤は自身の出身地である(実家のある)旧笹神地区(神山)でした。市栄氏の支持者の多くは阿賀野市選挙区(1人区)選出の自民党のH県議に批判的立場の有権者でした。なぜなら市栄氏が初当選した時の対立候補(K.T氏)を支援したのが、ほかでもないH県議だったからです!

 少数与党(親市長派、野党系市議)でスタートした天野市政は、多数野党(反市長派、自民党H県議系市議)が占める市議会において、議会対策に腐心します。前市政の開発構想「道の駅」を中止したことによる後始末と、前市政から引き継いだ「市立病院の公設民営化」のいずれも、抵抗勢力(反市長派)によって阻まれたのです。週刊誌さながらの地元紙による報道で、天野市長(当時)と市議会との対立構造が強調・増幅され、市民(有権者)に伝わっていきます。

 天野市長と市議会との対立構造が際立って見えた場面がありました。天野氏が市長就任の翌年6月に行われたれ市議会定例会の時に受けた辞職勧告決議です。反市長派議員が多数を占める市議会で可決されました。(辞職勧告決議は不信任案とは異なり法的拘束力はない。)天野代表の著書「廃屋の町」の中でも触れていますが、反市長派議員の権謀術数によって天野氏は再選を阻まれたのです。

 このような事情から、市栄氏の支持者の多くはH県議に対し批判的立場の有権者でした。市栄氏の票田を受け継いだ実弟のM.A氏は、「皆さまの声を市政に届ける」ために、道路の補修など地元の要望について、写真を付けて要望書(文書)にして市役所の担当課(建設課)に届けたそうですが、通った要望もあれば、通らなかった要望もあったそうです。田中市長にとっては、政敵である天野市栄氏の実弟が持って来た要望に対し、多くは田中市長の裁量で不採択となったものと思われます。この時、M.A氏は政敵の実弟であることの悲哀を味わったに違いありません。

 そこで、M.A氏はH県議の後援会青年部長を務めるY市議(故人)が立ち上げた会派に入ったことで、H県議の配下になりました。M.A氏の地元(票田)から上げる要望(主に土木関係)も通りやすくなったものと思われます。前回、4年前の10月に行われた市議会議員選挙では、M.A氏の選挙事務所は、さながらH県議(自民党)系市議の事務所でした。H県議の「為書き」だけではなく、自民党のS衆議院議員(北信越)、自民党のS参議院議員(全国区)の為書きもあったそうです。

 また、M.A氏が再選を目指した4年前の阿賀野市議会議員選挙(本選)は、新潟県知事選挙と同時に実施されました(投開票日が同日)。H県議が自民党推薦で擁立した知事候補T.M氏(前新潟県長岡市長)をM.A氏の事務所に連れてきて、自民党系市議候補になったM.A氏と引き合わせエールを交換したそうです。実弟M.A氏の当選のため、自身の事務所を提供した上に、事務所番も務めた天野代表。実弟M.A氏は再選は果たしたものの、得票数は初当選した8年前の得票数には届きませんでした。実弟M.A氏の変節(国政野党から国政与党への転身)の影響でしょうか?。天野代表から引き継いだ反H県議票を捨て、親H県議票(建設業界など)を求めたことにより、差し引き計算をした結果、マイナスとなりました。

 市長選出馬のため、天野代表が実家のある周辺集落に挨拶回りをした時に、「弟さんが午前中に田中市長と挨拶回りに来たよ」と、支持者から報告を受けたという。また、天野代表が4月に行われる市長選(同時実施の市議補選)への出馬の意向を親戚筋に伝えていない段階で、出馬を決めたことに対し、実弟M.A氏から言われた次の言葉が忘れられないという。「親戚に筋を通した上で出馬を決めたのか」と。
※「筋を通す」とは、「首尾を一貫させること。また、道理にかなうこと」という意味。
 
 天野代表は「弟が指摘するように、順序が逆だったかもしれない。まずは親戚に相談してから、出馬するかどうか最終判断すべきだったかもしれない」と述べている。確かに天野代表が言うように、順番が逆(親戚に相談⇒自身の最終判断)だったもしれない。しかし、自民党H県議の支援を受けて当選を重ねている現市政の批判する声が増え、天野代表がその受け皿になりたいとの思いから、遅ればせながら市長選に出馬を決意した点では「筋が通っている」

 一方、実弟のM.A氏の方はどうであろうか。血縁関係(兄弟)にあるにもかかわらず、天野代表が出馬した市長選挙に一切協力しないだけでなく、一部妨害した点を考慮すれば、むしろ「筋が通っていない」のは実弟のM.A氏の方である。天野代表から聞いた話であるが、現在2期目の実弟M.A氏はもう1期、市議をやりたいとの意向だとか。

 天野代表は、今後の身の処し方については態度を明らかにしていないが、仮に10月の市議選に出馬すれば、「義を貫き通した兄と義を捨て利に走った弟の対決」となり、耳目を集めることになるだろう!いや、もう一つの仮定がある!仮に実弟のM.A氏が、「筋を通して」、実兄の市栄氏の選挙(市長選)に協力していればどうであったろう?結果はどうあれ、市栄氏は「筋を通して」、10月の市議本選には出馬しなかったかも知れない。(選挙参謀X)…今号で「選挙戦を終えて」を終了。次号から「選挙戦を振り返って」

posted by 地域政党 日本新生 管理者

選挙戦を終えて4(市長戦短信Vol.21)

2020年4月23日ニュース

 

 阿賀野市選挙管理委員会が発表した4月19日執行の阿賀野市長選挙の結果は以下のとおりです。

令和2年4月19日執行の阿賀野市長選挙の開票結果
 22時35分-【確定】
 順位   候補者名     得票数
  1   田中 きよよし   10,267
  2   横井 もとゆき    4,807
  3   天野 いちえい    2,809
 【有権者】 35,550人  
 【投票者】 18,223人
 【投票率】 51.26%
 【開票数】 18,223票
 【開票率】 100%
 【有効数】 17,885票
 【無効数】 338票

 天野代表の著書「廃屋の町」(小説)を理解する(後編)
 ラストシーン~主人公(田沼市長の甘木雄一こと野上治夫)が生家で父の昭一と再開する場面
 

「市長として、これから私がやらなければならないことがあります。本来、公益に奉仕すべき公務員が、その職責を忘れ、私益に奉仕せざるを得ない状況を正すことです。この地域には旧態依然とした悪弊が風土病のように根付いています。この悪弊を断ち切らなければ、田沼市の未来は切り開けないと考えています。いつの時代も、未来を開拓するのは子供たちです。私は、田沼市を子供たちが夢や希望を抱けるような町にしたいと思っています」(小説「廃屋の町」より)
※小説「廃屋の町」の基になったブログはこちら

 先日、事務所の隣で営業するパン屋さんからコロナウイルスの影響について話を伺いました。こちらのパン屋さんはご夫婦で経営しています。私が市長時代に、福島原発事故で放射能汚染を心配して福島県から自主避難され、阿賀野市に移り住んでくれたご夫婦です。「こちらのお店ではコロナの影響がありますか?」との問いに対し、店主は自信たっぷりに「スーパーの中に入っているパン屋は『3密』状態になるから客足が減っているようだが、『3密』状態にならないウチには影響は出ていない。ウチは添加物を一切使っていないパンをお客様に提供している。ウチのパンの品質を信頼して、これまでどおり買いに来てくれる」マスクをした店主は笑顔で応えてくれました。
 
 一方、私も出馬した今回の市長選について尋ねたところ、店主から「阿賀野市に来て10年近くになるが、この町はおかしいよ!市役所の中でおかしなことが行われているのに、誰も文句を言わない。この町に市民オンブズマンはいないのだろうか?(市政のチェック機能を果たすべき)市議会もダンマリを決めている。」と言われました。この町に長く住んでいると見えないことも、外から見れば気づくことがあるのでしょう。外から来たからこそ、この町の本当の姿(実相)が見えているのかも知れません。
 
 私自身、初めて阿賀野市長選挙に挑戦するために12年前に帰郷しました。二十数年ぶりに戻った故郷の変貌に驚きました。疲弊した故郷の姿を象徴するかのように、人通りが少なくなった商店街のアーケードの下をシルバーカーを押しながら歩く高齢者の姿が私の目に飛び込んできました。この様変わりした商店街を、少年時代に通った、あの賑わいのあった商店街に戻したいとの思いから市長選の出馬を決意しました。
 
 拙著「廃屋の町」の根底には、私の少年時代の体験や網膜に写った美しいふるさとの姿があり、賑わいのあった商店街の姿が流れています。
 小説の最後のフレーズにある「この地域には旧態依然とした悪弊が風土病のように根付いています」は、まさに県外から阿賀野市に移り住んだパン屋の経営者が発した「この町(阿賀野市)はおかしいよ」の言葉と繋がっています。
 
 この町(阿賀野市)は「長い物には巻かれよ」「事なかれ主義」の空気に覆われています。
・「自立よりも依存」を、「自律よりも他律」を、「変革よりも現状維持」が選択されています。
・「何とかしよう」ではなくて「何とかしてくれ」、「こうしたらよい」ではなくて「どうしたらいいの?」、「このままじゃだめだ」ではなくて「このままでいいよ」の空気で支配されています。
 参考文献 エッセイ「一言市栄」

 私自身、今回の市長選に挑戦したことで大きな成果を得ることが出来ました。オマケで実施された市議補選に出馬していれば得られなかった体験であり思索です。それは、新たな文芸作品に向けた創作意欲であり、生きた素材の獲得です。「候補者の横顔」として地元紙に照会されたように、文芸コンテストに入賞できる実力を身に着けようと考えています。敗戦の弁で申し述べたように「暫くは、頭を冷まして自分の身の処し方について、冷静になって考えたい」と思います。これまでのご支援に対し、感謝申し上げます。(天野 市栄)
(天野 市栄)…次号に続く。

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選挙戦を終えて3(市長戦短信Vol.20)

2020年4月22日トピックス

 

 阿賀野市選挙管理委員会が発表した4月19日執行の阿賀野市長選挙の結果は以下のとおりです。

令和2年4月19日執行の阿賀野市長選挙の開票結果
 22時35分-【確定】
 順位   候補者名     得票数
  1   田中 きよよし   10,267
  2   横井 もとゆき    4,807
  3   天野 いちえい    2,809
 【有権者】 35,550人  
 【投票者】 18,223人
 【投票率】 51.26%
 【開票数】 18,223票
 【開票率】 100%
 【有効数】 17,885票
 【無効数】 338票

 天野代表に届けられたK氏の「為書き」は空手形だった?
 K議員の阿賀野市後援会長(3区の連合会長も兼務)を務める企業経営者のS氏。S氏の配慮でK議員の「為書き」が天野氏の事務所に届けられた。K議員の秘書から出来立ての為書きが告示前の4月上旬に事務所に届けられた。天野氏の氏名が墨書されているが、まだ乾いていない。ストーブの前で乾かし壁に貼り、右側に天野氏の選挙用ポスターを貼った。「心強い援軍だ!」と天野代表は呟いた。

 業界団体からの推薦もなく国会議員、県会議員、市議会議員の支援もなく望んだ今回の市長選。天野代表曰く。「業界団体や政治家(実態は政治屋)に支援を求めて当選しても、支援を求めた側から倍返しを要求される。私が求めているのはノイジィー・マイノリティ(もの言う少数派)の声ではなく、サイレント・マジョリティー(もの言えない多数派)の声だ。政治の使命は光の届かない人たちや場所に光を当てることだ」含蓄ある天野代表の言葉でした。

 「21世紀の資本」(仏の経済学者トマ・ピケティの著書)が指摘するように、一部の富裕層と大多数の貧困層で二極化された先進諸国。「トリクル‐ダウン 」理論を信奉して失敗した「アベノミックス」。各家庭に2枚づつ配られる「アベノマスク」。小さくて不人気、不具合の多い「アベノマスク」よりも、直ぐに使える1人10万円の「アベノマネー」の方が、今日・明日の生活費にも事欠く貧困層にとっては有難い。

 「アベノマネー」が貯蓄に回されるのではとの心配が政権内部で出ているそうだが、貯蓄に回すのは富裕層である。天野代表曰く。「辞退するのではなく、堂々と受け取って福祉団体などに寄附して欲しい。それが富裕層としての務め『ノブレス・ノーブレスオブリージュ』(貴族の義務)だ。」またまた、含蓄のある天野代表の言葉でした。

 空手形だったことが分かったK氏の「為書き」。事務所は今月で閉める。寛容な心の持ち主である天野代表曰く。「『為書き』に有効期限はない。また次の選挙にも使える」「次の選挙?」って、半年後の市議選?3年後の県議選?それとも4年後の市長選?天野代表の胸中は私にも分からない。
…次号に続く。(選挙参謀X)

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選挙戦を終えて2(市長戦短信Vol.19)

2020年4月21日ニュース

 

 阿賀野市選挙管理委員会が発表した4月19日執行の阿賀野市長選挙の結果は以下のとおりです。

令和2年4月19日執行の阿賀野市長選挙の開票結果
 22時35分-【確定】
 順位   候補者名     得票数
  1   田中 きよよし   10,267
  2   横井 もとゆき    4,807
  3   天野 いちえい    2,809
 【有権者】 35,550人  
 【投票者】 18,223人
 【投票率】 51.26%
 【開票数】 18,223票
 【開票率】 100%
 【有効数】 17,885票
 【無効数】 338票

 蓋を開けてみれば、阿賀野市長選は与野党連携だったのか!
 びっくり仰天!19日に投開票のあった阿賀野市長選挙の結果が写真と供に翌朝20日の地元紙1面を飾った。3選を果たした田中清善市長と田中氏の左横(読者から見て右横)には、県とのパイプ役である地元阿賀野市選出の帆苅県議が万歳をしていた。田中氏の右横(読者から見て左横)には、女性が万歳をしていた。当然、田中市長の右側に立つ女性は国とのパイプ役である与党自民党のS衆議院議員(北信越ブロック選出)の妻に間違いなし!、という確信が地元紙の読者には伝わるだろうが、真実は逆であった!実は、田中氏の右側に立つ女性は野党立憲民主党のK議員の妻であった!野党議員のK氏にすれば、「万が一」(10,000分の1)の当選確率しかない元職の天野氏を応援するよりも、100%の当選確率を持つ現職の田中氏を応援した方が得策(支持者獲得に繋がる)と考えたのではないか。K氏のしたたかな戦略が伺える。

 しかし、良識のあるブログ読者なら直ぐに分かると思うが、田中市長にとって国とのパイプ役になっているのは、政権与党の自民党議員S氏である。パイプの上の入口(税金の入口)からは公共事業費など国家予算が入り、下の出口(税金の出口)から票田(地元選挙区)に向かって補助金(税金)が出て行く。選挙になると、下の入口(税金の出口)から地元選挙区の票が吸い上がられ、吸い上がられた票は上の出口(税金の入口)から出て当選の吉報に変わる。
 しかし、野党議員のK氏にとっては上の入口から票田(地元選挙区)に向かって配る国家予算がない!しかし田中市長に寄り添うことで、市の予算や市長の裁量権に基づく便宜供与を自身の票田(阿賀野市の有権者)に向かって放出することができる。K氏のしたたかな戦略が伺える。
 
 新潟3区の盟主であるK氏は、前回の衆議院選挙では無所属で臨んだ。対立候補のS氏との票差は50票。全国一の僅差で小選挙区の当選を決めた。K氏とS氏の直接対決は過去3回。K氏の二勝一敗に対しS氏は一勝二敗。次の衆議院選挙で小選挙区の当選を決めなければ後がない政権与党のS氏。野党議員のため選挙区(新潟3区)に配るお金(国家予算)がないK氏。両氏の4度目(?)のバトルが始まろうとしている。…次号に続く。(選挙参謀X)

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選挙戦を終えて1(市長戦短信Vol.18)

2020年4月20日ニュース

 

 阿賀野市選挙管理委員会が発表した4月19日執行の阿賀野市長選挙の結果は以下のとおりです。

令和2年4月19日執行の阿賀野市長選挙の開票結果
 22時35分-【確定】
 順位   候補者名     得票数
  1   田中 きよよし   10,267
  2   横井 もとゆき    4,807
  3   天野 いちえい    2,809
 【有権者】 35,550人  
 【投票者】 18,223人
 【投票率】 51.26%
 【開票数】 18,223票
 【開票率】 100%
 【有効数】 17,885票
 【無効数】 338票

 前回4年前の市長選(現職との一騎打ち)と比べ、今回の市長選(現職・新人・元職の三つ巴)では、天野市栄代表の得票数、得票率とも大幅な減少・低下となりました。
得票数(5715⇒2,809)、得票率(29%⇒15.7%)
 
 選挙参謀の立場で敗因を申し上げれば次のとおりです。
1.立候補表明が遅かったことから、天野代表の政策を有権者に伝え切れなかったこと。
2.現職との政策上の対立軸を示すことで、現職に対する批判票を取り込む戦略が上手く機能しなかっ
  たこと。
3.高齢化が急速に進んだことで、有権者の間で「変化」よりも「現状維持」を選ぶ傾向が強まった
  こと。
  ※「将来」のことよりも「現在」が、「みんなのこと」(公益)よりも「自分のこと」(私益)
    が大事。
4.現職を含む複数の候補が出馬したこと(三つ巴選)。
  ※三つ巴選など現職を含む複数の候補が出れば、一般的には現職に対する批判票が複数の候補に
   分散し現職にとって有利な展開となります。しかし天野代表が現職で出馬した2012年4月の
   市長選では、この一般則が働きませんでした。
5.投票率が下がった(54.71%⇒51.26%)ことで、組織票(主に建設関係)を持つ現職に優位に
  働いたこと。
  ※投票日の天気は良好であったにもかかわらず、新型コロナウイルスの感染リスク(密閉、密集、
  密接)を恐れ、高齢者を中心に投票所に行くことをためらったこと。
6.選対本部の立ち上げが遅かったこと。
  などが挙げられます。
  それでは、天野代表から一言、読者の皆様に敗戦の弁を申し述べます。(選挙参謀X)

 天野代表の著書「廃屋の町」(小説)を理解する(後編)
 ラストシーン~主人公(田沼市長の甘木雄一こと野上治夫)が生家で父の昭一と再開する場面
 

 今回の市長選の結果を受けて、一言、申し上げます。私は2018年5月に(株)文芸社より、小説「廃屋の町」(ペンネーム橘 左京)を世に送り出しました。
 この小説の最後に次の一節があります。
「市長として、これから私がやらなければならないことがあります。本来、公益に奉仕すべき公務員が、その職責を忘れ、私益に奉仕せざるを得ない状況を正すことです。この地域には旧態依然とした悪弊が風土病のように根付いています。この悪弊を断ち切らなければ、田沼市の未来は切り開けないと考えています。いつの時代も、未来を開拓するのは子供たちです。私は、田沼市を子供たちが夢や希望を抱けるような町にしたいと思っています」
 
 このフレーズは私が今回の市長選に臨んだ際の心情を表しています。この物語は、長野県に「田沼市」という架空の都市を設定しストーリーを展開していますが、「田沼市」は私が今、住んでいる「阿賀野市」をモデルにしました。人口規模、予算規模、吸収合併で新市が誕生などの諸事情については阿賀野市と隣接する「新発田市」をモデルにしました。

 物語では、少子高齢化と人口減少の波に飲み込まれた地方都市で、地場産業の衰退(農業と商工業)と廃屋になった住家が増えていくなか、建設業など、税金に依存する産業が政治利用(利益誘導)されていく姿がリアルに描かれています。暗い過去を背負った主人公が新人候補として4期目を狙う現職市長に挑む構図が描かれています。草の根運動で市民の声を吸いげようとする主人公に対して、建設業界などの組織票でがんじがらめに固められ、国会議員や県議会議員、市議会議員などの政治家(政治屋?)の支援を受けた現職が選挙戦を展開するのですが、結果は僅差で新人候補が現職を退けて当選した場面からスタートし、主人公が背負った暗い過去に遡ります。
※小説「廃屋の町」の基になったブログはこちら

 不正な手段(公職選挙法違反)で公職(市長など)が選ばれ、公益(みんなの幸せ)よりも私益(じぶんの幸せ)を第一に考え政治(利益誘導)が行われる様をリアルに描いています。

 高齢化が進むと、自分がこの先、あと何年生きられるのか、という余命の幅で「自分の将来」を考えます。子供や孫の余命は長く、私の娘(9歳)の余命は後約80年です。ちなみに私の余命(61歳)は約20年です。余命が少ない高齢者は「将来のこと」よりも「現在のこと」を重視します。
 ※自分の余命を調べるなら「2019年簡易生命表(男)」「2019年簡易生命表(女)

 余命の短い高齢者は「現在」を重視し、「改革」よりも「現状維持」を選択します。余命の長い年少者は「将来」を重視し、「現状維持」よりも「改革」を選択します。高齢化は「現在」を重視し「現状維持」を選択する人が増えてくる現象です。一方、少子化は「将来」を重視し「改革」を選択する人が減ってくる現象です。選挙になると、人口比で勝る老年人口(高齢者)の投票行動が、人口比で劣る生産年齢人口(子どもの親世代)よりも有利に働き、現状維持の政策を訴えた候補者が当選します。

 選挙年齢が2016年6月から18歳以上に引き下げられ、18歳に達した高校3年生が選挙権を行使できるようになりました。選挙年齢が引き下げられた背景には、元々投票率が低かった20代の投票率を引き上げる狙いがありましたが、思ったほどには20代の投票率が上がっていません。
(天野 市栄)…次号に続く。 

posted by 地域政党 日本新生 管理者