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選挙戦を終えて2(市長戦短信Vol.19)

2020年4月21日ニュース

 

 阿賀野市選挙管理委員会が発表した4月19日執行の阿賀野市長選挙の結果は以下のとおりです。

令和2年4月19日執行の阿賀野市長選挙の開票結果
 22時35分-【確定】
 順位   候補者名     得票数
  1   田中 きよよし   10,267
  2   横井 もとゆき    4,807
  3   天野 いちえい    2,809
 【有権者】 35,550人  
 【投票者】 18,223人
 【投票率】 51.26%
 【開票数】 18,223票
 【開票率】 100%
 【有効数】 17,885票
 【無効数】 338票

 蓋を開けてみれば、阿賀野市長選は与野党連携だったのか!
 びっくり仰天!19日に投開票のあった阿賀野市長選挙の結果が写真と供に翌朝20日の地元紙1面を飾った。3選を果たした田中清善市長と田中氏の左横(読者から見て右横)には、県とのパイプ役である地元阿賀野市選出の帆苅県議が万歳をしていた。田中氏の右横(読者から見て左横)には、女性が万歳をしていた。当然、田中市長の右側に立つ女性は国とのパイプ役である与党自民党のS衆議院議員(北信越ブロック選出)の妻に間違いなし!、という確信が地元紙の読者には伝わるだろうが、真実は逆であった!実は、田中氏の右側に立つ女性は野党立憲民主党のK議員の妻であった!野党議員のK氏にすれば、「万が一」(10,000分の1)の当選確率しかない元職の天野氏を応援するよりも、100%の当選確率を持つ現職の田中氏を応援した方が得策(支持者獲得に繋がる)と考えたのではないか。K氏のしたたかな戦略が伺える。

 しかし、良識のあるブログ読者なら直ぐに分かると思うが、田中市長にとって国とのパイプ役になっているのは、政権与党の自民党議員S氏である。パイプの上の入口(税金の入口)からは公共事業費など国家予算が入り、下の出口(税金の出口)から票田(地元選挙区)に向かって補助金(税金)が出て行く。選挙になると、下の入口(税金の出口)から地元選挙区の票が吸い上がられ、吸い上がられた票は上の出口(税金の入口)から出て当選の吉報に変わる。
 しかし、野党議員のK氏にとっては上の入口から票田(地元選挙区)に向かって配る国家予算がない!しかし田中市長に寄り添うことで、市の予算や市長の裁量権に基づく便宜供与を自身の票田(阿賀野市の有権者)に向かって放出することができる。K氏のしたたかな戦略が伺える。
 
 新潟3区の盟主であるK氏は、前回の衆議院選挙では無所属で臨んだ。対立候補のS氏との票差は50票。全国一の僅差で小選挙区の当選を決めた。K氏とS氏の直接対決は過去3回。K氏の二勝一敗に対しS氏は一勝二敗。次の衆議院選挙で小選挙区の当選を決めなければ後がない政権与党のS氏。野党議員のため選挙区(新潟3区)に配るお金(国家予算)がないK氏。両氏の4度目(?)のバトルが始まろうとしている。…次号に続く。(選挙参謀X)

posted by 地域政党 日本新生 管理者