「努めます」では、やる気が見えません!
10月14日付けで配布された市議会だよりでご承知のことと思いますが、現在、阿賀野市議会では「阿賀野市議会基本条例(案)」に対する市民からの意見を募集していますが、この条例案を読んでがっかりしました。条例案の本文(条文の部分)に「努めます」という表現が実に多いのです。数えてみたら19か所もありました。ちなみに、2年半前に条例制定した新発田市議会基本条例では、この「努めます」条項は10か所です。いかに多いかが分かります。この「努めます」で終わっている19の項目の主語は、議会(15)、委員会(1)、会派(1)、議員(2)です。一方、市長に求める項目については、「求めます」という断定した表現になっています。
法律を多少かじった方であれば分かると思いますが、この「努めます」条項のことを努力規定と呼びます。「やってもやらなくてもよい」という拘束力のない規定ですので、普通はやりません。相手(市長)に求める事柄については「します」と言っておきながら、自分達(議会)がしなければならない事柄については「努めます」では、あまりにもご都合主義ではないでしょうか。
我が地域政党のマニフェストの結びにあるように、「やります」「します」という表現に改めて、やる気を見せてもらいたいと思います。(代表 天野市栄)