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育メン政治家の育児レポート(第68話)~涼しさを感じる夏の風物詩といえば、これですね

2015年7月31日ニュース

 今日は7月の最終日です。小学校は既に夏休みに入っていますが、ウサギの通うタンポポ幼稚園の夏休みは8月に入ってからになります。昨日は園の行事として「芋掘り」体験がありました。ウサギが収穫したジャガイモをママが調理して夕食に食べました。ジャガイモを口に入れた時のホクホク感がいいですね。とてもおいしくいただきました。ウサギ、ありがとう。美味しかったよ。秋のサツマイモ掘りも期待しているよ。(パパより)

 さて、気象庁の発表によれば私たち親子が住む北陸地方も21日頃に梅雨明けしたようです。連日蒸し暑い日が続いていますが、今朝のヤフーニュースに納涼金魚ちょうちん船の記事が載っていました。浴衣を着た若い女性がうちわを持って金魚をモチーフにした提灯(ちょうちん)を眺めている納涼船の画像が載っていました。見ているだけで涼しくなりますね。記事によれば、この納涼船(観光船)によるナイトクルージングが今月23日から運行され人気を呼んでいるそうです。場所は東京。日本橋船着場(東京都中央区)から出港し日本橋エリアの景色などが楽しめるそうです。

 そこで、我が家でも連日の蒸し暑い夏を少しでも涼しくしようと金魚の飾りを作って部屋に飾りました。ペーパークラフトの展開図は「ヤマハ発動機」からゲットしました。折り紙は「おりがみくらぶ」からゲットしました。
(あとがき)
 先週土曜日に商店街の夜店の金魚すくいでウサギがゲットした2匹の金魚を我が家の水槽に入れて飼っていましたが、残念ながら1匹が死んでしまいました。もう1匹が元気に泳いでいます。今朝も餌をモリモリと食べて食欲は旺盛のようです。「ウサギも夏バテしないように、朝ごはんをちゃんと食べようね。」(パパより)
(代表 天野 市栄)

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育メン政治家の育児レポート(第67話)~ウサギと商店街の夜店に出掛けました。

2015年7月27日ニュース

 先週の土曜日(25日)は、日中の気温が30度を超す猛暑でした。夕方になり少しは気温も下がったことから、夕涼みを兼ねて家族3人で商店街主催の「七夕夜店」に出掛けました。商店街の通りは午後6時半から通行止めになりました。歩行者天国になった通りは大勢の家族連れで賑わっています。道路の両脇にはたこ焼き・焼きそば・綿あめ・かき氷など食べ物を提供するお店や、射的・金魚すくいなどゲームを提供するお店と神社の縁日に見られる露店の風景です。商店街のお店の方も割引セールを実施してお客を呼び込もうと工夫を凝らしているようです。おもちゃ屋の店内を覗くと、たくさんの小学生が店内でひしめき合っています。子どもたちに人気のおもちゃがあるのでしょうか。

 さて、ウサギのお目当ては「かき氷」と「金魚すくい」です。金魚すくいの前を通りがかりましたが、ママが「ウサギ、金魚すくいは帰りにしようね」と言って、かき氷を探します。途中、綿あめを見つけたウサギから「あれ、食べたい。」とリクエストがありました。「ウサギ、本当に食べるの?」店の前に小学生が並んで待っています。「ウサギ、順番だよ。はい、どうぞ」(パパ)「雲みたい。」(ウサギ)綿あめを食べながらかき氷を探します(写真左)。ありました。定番の「赤」「黄」「青」「緑」のシロップをかけたかき氷です。「青がいい。」(ウサギ)「はい、どうぞ」(パパ)お店の縁台に座って食べます。(写真右)いよいよ金魚すくいです。最中の皮でできた皿ですくいあげますが、金魚の方もすばしこく逃げ回ります。「ウサギ、上を泳いでいる小さな金魚を狙うんだぞ。皿を深くもぐすと破けちゃうよ。」とウサギにアドバイスしますが、うまくいきません。「あーん破けちゃった。」(パパ)お店の人から、残念賞として小さな金魚を2匹すくってもらいビニール袋に入れてもらいました。「ウサギ、家に帰ったらメダカさんの水槽に入れよう。」(パパ)「うん。」(ウサギ)
(代表 天野 市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

育メン政治家の育児レポート(第66話)~ウサギ、大きくなったら何になりたいの?

2015年7月24日ニュース

 私が愛読する地元紙では日・月曜日を除く毎日、県内各地域の記事が掲載される地域版コーナーの上部に県内の小学生の近況報告が学校単位で掲載されています。現在取り組んでいる(チャレンジしている)事や将来の夢や就きたい職業が載っています。私が特に注目しているのは、小学生が将来就きたい職業です。今年4月中旬頃から、この部分を切り抜いてB5版ノートに張り付けて(写真)整理しています。時々ウサギに見せていますが、4歳のウサギにはまだ理解できない職業も多いようです。

 たまった約3か月間の切り抜きを見て、男の子と女の子では「将来就きたい職業」に違いがあるのが分かりました。男の子の多くはサッカーや野球などのスポーツ選手です。そのほか電車や飛行機など乗り物の運転手、医師、大工、農家、警察官、消防士、自衛隊員など、どちらかというとハードな職業(力仕事?)が多いようです。一方、女の子の就きたい職業の多くは自分や家族の生活に関連した身近な職業が多いようです。パン屋、ケーキ屋、パティシエ、花屋、美容師、看護師、保育士、小学校の先生などです。女の子の方は、どちらかというとハートな職業(接客業?)が多いようです。

 さて、化学メーカの「クラレ」が毎年、小学新1年生が将来就きたい職業とその親が子どもに就かせたい職業を調べて自社のホームページで公開しています。(こちらのサイトを参照)4月2日に発表した2015年版では、男の子の就きたい職業の1位「スポーツ選手」、2位「警察官」、第3位「運転士・運転手」でした。女の子の方は、「ケーキ屋・パン屋」、2位「芸能人・歌手・モデル」、3位「花屋」でした。一方、親が子どもに就かせたい職業の方はどうでしょうか。男の子の親が就かせたい職業は、1位「公務員」、2位「スポーツ選手」、3位「医師」でした。女の子の親が就かせたい職業は、1位「看護師」、2位「薬剤師」、3位「公務員」でした。親が子どもに望む職業として「公務員」が上位を占めていますが、子ども方では、「警察官」や「消防士」(男の子)、「教員」(女の子)といった職種として公務員が5位以内にランクインしています。

今朝、ウサギに新聞切り抜きを見せて、
「ウサギ、大きくなったら何になりたいの?」(パパ)
「うちゅうせんのうんてしゅ」(ウサギ)
宇宙飛行士のこと???そういえば、昨日、日本人宇宙飛行士の油井亀美也(ゆいきみや)さんがロシヤのカザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーションに向けてソユーズ宇宙船に乗って出発しステーションに到着したことを伝えるニュースを思い出しました。
「ウサギ、宇宙飛行士になって、パパとママを宇宙に連れていってよ。」(パパ)
「うん。」(ウサギ)
(代表 天野 市栄

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育メン政治家の育児レポート(第65話)~「海の日」にウサギと水族館に行ってきました。

2015年7月23日ニュース

 天気が良ければ近くの海岸に海水浴に行く予定でいましたが、朝方の空は雲が広がっていたので、海水浴は次回に譲ることにして、いつも行く水族館に出掛けました。水族館の駐車場はたくさんの車で混雑していました。車から降りた大勢の親子連れが水族館の入り口に向かっています。もしかして、私たちと同じような海水浴から水族館に変更した家族連れもいたかもしれません。

 水族館に入ると最初に目にするのが、熱帯の海中を模した大水槽です。高さ1メートル程の台の上に深さ50センチ程、縦横1.5メートル程の水槽が設置されています。水槽の岩場にはサンゴやイソギンチャクなど熱帯の海に生息する水生生物が配置されています。その水生生物の間を赤、青、黄、橙、緑色などの色鮮やか小魚がゆったりと泳いでいます。
「ウサギ、クマノミだ。」(パパ)
「ウン。キレイ。ほら、あそこに赤いエビもいるよ。」(ウサギ)
ホワイトソックスです。足の半分が白い靴下をはいたようになっていることから名付けられたのでしょうか。ひげを小刻みに動かすしぐさがとても愛くるしいですね。そういえば、私がペーパークラフトでよく利用する「キャノンクリエイティブパーク」に「水族館シリーズ」というコーナーにクマノミやホワイトソックスがあったことを思い出しました。家に帰ったら作ってみようかな。出来上がったら皆さんにもお見せします。*写真は熱帯の海でスクーバダイビングを楽しむ「ごずっちょ」(阿賀野市ご当地キャラクター)です。今日みたいに暑い日は熱帯の海に潜ってみたいですね。(パパが先日の熱帯夜に見た夢でした。)

 今日も午前中から気温が上昇しているようです。「熱中症に注意してください。」との館内放送が時々流れます。間もなくイルカショーが始まります。その前に売店でかき氷を買ってきます。「ウサギ、今日は何色?」(パパ)「今日は黄緑だよ。」(ウサギ)黄緑はメロン味です。かき氷の入ったカップを持ってスタンドに向かいます。本日最初のイルカショーなのでスタンドは大勢の観客で席が埋まっています。空いている席を見つけて着席。さっそくウサギはかき氷を口に入れます。「ウサギ、この前みたいに急いで食べると体が冷えて唇が紫色になるぞ。」(パパ)「大丈夫だよ。」(ウサギ)イルカショーが始まりました。イルカがジャンプして中央上部に吊るしてある赤いボールにタッチするシーンがありますが、前回見た時は残念ながら高さがわずかに足りなくてボールにタッチできませんでしたが今回はどうかな。イルカがジャンプして赤いボールにタッチしました。観客席から「わー」という大きな歓声が上がります。「見事。」(パパ)「やったー。」(ウサギ)

 お昼頃から青空が広がり夏空になりました。水族館からの帰りは海岸線を通ることにしました。沿線の海水浴場ではビーチパラソルが見えます。浮き輪を付けた子どもたちが海水浴を楽しんでいます。「ウサギ、今度は海水浴に行こうね。」(パパ)「うん」(ウサギ)
(代表 天野 市栄)

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小冊子「財政破たんした北海道夕張市の現在・過去・未来を考える」発行しました

2015年7月22日トピックス

財政破たんした北海道夕張市の現在・過去・未来20150723_10321105

 夕張市の財政破たんは他人事ではない。自治体の財政破たんは、いつでも、どこにでも起こりうる。このレポートを読んで財政破たんがもたらす悲劇について考えてほしい。
*「まえがき」より

 夕張市の財政立て直しに向けて孤軍奮闘しているのが東京都職員出身の鈴木直道市長(34才)だ。今年4月に行われた市長選挙で再選(無投票当選)を果たし現在2期目だ。昨年(2014年)1月12日付けの日本経済新聞で「夕張破綻 青年市長の奮闘」という見出しで鈴木市長の寄稿が掲載されていた。以下、この寄稿の中で印象に残った部分を紹介する。
 ・「(財政)破綻すると空気のようなものだった『行政』を嫌でも意識します。」
 ・「古い法律で『財政再建団体』になった自治体は夕張以外にもたくさんありました。ただ、夕張の抱えた赤字の金額(353億円)が半端でなかったのです。自分たちの裁量で使える財源(自主財源)の8倍の借金を抱えていたのです。」
 ・「夕張市民は負担を増やされ、サービスも削減されたうえに、18年間、ただ借金を返すために暮らしていくことになりました。(中略)私はそのことに大変な恐怖を覚えました。全市民が借金を返すためだけに働き続けるということのむなしさを、だれも何も考えていないんじゃないか、と思ったんです。」
 ・「自分の住んでいる自治体が破綻すれば、さまざまな不便が降りかかります。ところが実感としてとらえることは難しい。夕張が破綻したとき、市民もニュースで知ったような状況だったのです。」
*「あとがき」より

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育メン政治家の育児レポート(第64話)~今日から3連休。「海の日」はウサギと海に出掛けようかな。ところで気になるお天気は…

2015年7月18日ニュース

 今日から3連休が始まりましたが、熱帯低気圧に変わった台風11号の影響で全国的には雨模様の天気になりそうです。私たちが住んでいるここ新潟県下越地方の週間天気予報を見ても、今日は「曇後雨」、明日は「曇時々雨」ですが、海の日の天気は「曇時晴」の予報なので好天が期待できそうです。

 さて、ウサギの通うタンポポ幼稚園では、先月下旬にプール開きが行われ、天気の良い日には毎日プールで水遊びをしているようです。こんがりと日焼けしたウサギの顔や手足を見ていると、50年近くも前の私の少年時代(小学校の低学年の頃)を思い出します。

 私は小さな農村集落で生まれ育ちました。当時は子どもがたくさんいて同学年が6人もいたと記憶しています。私が通った小学校には当時プールはありませんでした。隣町にある動物園に併設されたレジャープールに時々両親から連れて行ってもらったことを覚えています。普段はもっぱら家の近くを流れる小川で近所の友だちと水遊びや魚捕りをして遊んでいました。学校が夏休みに入ると、恒例の町内会行事として親子でマイクロバスに乗って海水浴に出掛けました。海水浴場に着くと浜茶屋で水着に着替えて、浮き輪を持って海辺にゴー。水中眼鏡で見る海の中は神秘的です。海面に漂っている海藻の周辺にはいろいろな小魚が泳いでいます。奇妙な形をしたクラゲもいます。岩場にはカニやヤドカリがせわしなく動いています。浜辺ではスイカ割りをして盛り上がり、地引網で捕った魚をその場で焼いて食べたこともありました。今は昔の話になりましたが、少年時代の夏休みの思い出の一つとして記憶に刻まれています。
(代表 天野 市栄)

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反知性主義がもたらす衆愚政治の危険(その2)

2015年7月17日トピックス

 古代ギリシャの哲学者プラトンは、物事を多数決で決する(直接)民主主義は最悪の政治形態だといっている。プラトンは人間が堕落して理性を失って社会が荒廃した結果が民主主義であり、また民主主義こそがそういった社会を生み出すと。つまり世の中の人間を頭の良い人間と頭の悪い人間を分類すれば、必ず頭の良い人間は少数者で頭の悪い人間は多数者になる。数に勝る頭の悪い人間によって社会が支配され、めちゃくちゃになるというものだ。いわば衆寓政治に陥ると言うのだ。だからプラトンは一番頭の良い人間が独裁するのが最も効率的でよい政治(哲人政治)になる主張する。

 プラトンが人間をあらかじめ優秀な人間と無能な人間とに色分けしていることに対しては違和感を覚える。人民一人一人に物事を決するための権利(投票権)を等しく与える民主主義が健全な形で機能するには、権利行使の判断材料となる情報が充分に与えられていることが大前提だ。プラトンの生存した時代は、情報を持った少数者と情報を持たざる多数者の情報格差があったはずだ。多数決で物事を決すれば情報を持たざる多数者の誤った判断が優先され政治にゆがみが生じることになる。
 プラトンよりも100年程前に生まれた孔子は「民は之に由らしむ可し、之を知らしむ可からず」という言葉を残している。「為政者は国民から信頼されて導いていかなければならないが、国民に正しい教えを完全に理解させるのはとても難しい」という意味だ。孔子がこの言葉を説いた時代は、民衆にあまり知識がなく文字を読めない人も相当いたはずだ。まして全国に隈なく情報を伝える手段もなかった。だからこそ為政者は自分の人徳を磨き、民衆の信用・信頼を得て、民衆を正しい方向に導かなければならなかった。情報化社会の現代。孔子やプラトンが生存した頃と違って情報格差はない。しかし巷に溢れる情報には、正しい情報もあれば誤った情報もある。根拠(裏付け)のある情報もあれば風聞・風説のような不確かな情報もある。反知性主義に陥らないよう、膨大な情報から必要な情報を探し出して分析・活用する能力(情報リテラシー)が求められている。

 世論を二分している安全保障関連法案が昨日(16日)衆議院で可決されて参議院に送られた。プラトン流の考え方(哲人政治)でこれまでの安全保障法案の国会審議を振り返ると、多数の愚民(国民)と少数の賢人(選良、国会議員)という構図が浮かび上がる。与党議員の振る舞いを見ていると「賢人会議(国会)で民主的ルール(多数決)に従って決めたのだから、愚民(国民)は文句を言うな。」と言わんばかりである。国民が愚民ということであれば、その国民に選ばれた国会議員は更なる愚民ではないか。(笑い)来夏の参議院選で賢者であることを証明しよう。
(あとがき)
 昨日、安倍首相は、新国立競技場について「国民の声に耳を傾けながら(大会が)成功するように万全の準備を進めていきたい」と記者団に語り、建設計画の見直しを検討することを表明した。また菅官房長官は同日の記者会見で「国民の理解が得られるよう丁寧に説明していく」と発言した。新国立競技場の整備費が2520億円に膨張したことに対して多くの国民から批判が出ていることを踏まえたものだ。ならば国民の理解が充分に得られていないと安倍首相自身が認めている安全保障法案をなぜ強行採決したのか。今の国会審議を見ていると少数の愚者による政治だ。
(代表 天野市栄)

 

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かわら版第9号を発行しました。

2015年7月16日トピックス

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*明日17日に事務所前に掲示・配布予定

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反知性主義がもたらす衆愚政治の危険(その1)

2015年7月14日トピックス

 衆議院平和安全法制特別委員会で審議されている安全保障関連法案について、安倍政権・与党が会期を大幅に延長してまで今国会での成立を図ろうと躍起になっている。昨日(13日)、自民党の谷垣禎一幹事長が15日の特別委員会で採決する方針を表明したことを今朝の新聞各紙が伝えている。今国会の与野党の対決法案となっているこの安保法案、法案に前向きな野党第二党の維新の党(衆議院40議席、参議院11議席)を懐柔して圧倒的多数で衆参国会を通過させようとしている。

 安全保障法制の実現は安倍晋三首相が最もやりたかった政策である。昨年12月に残り2年の任期を残して行った衆議院解散について、マスコミ各社は「大義なき解散」と報じたが、その狙い(大義)は明確だ。安倍ノミックス効果(?)で安倍政権の支持率が高止まりしている間に、新たな4年の任期(を得て、安全保障法制の実現と憲法9条改正の足掛かりを作りたいという大義を隠した衆議院解散であった。ところが、今国会で招致した参考人の憲法学者3名がそろって、現行の9条解釈では集団的自衛権は認められないと意見陳述。与党自民党が呼んだ憲法学者も同様に違憲(意見)陳述。また、安倍総理のシンパの自民党議員が開催した勉強会での報道の自由を抑圧するような発言、歴代内閣法制局長官の相次ぐ違憲発言等々、安全保障関連法案の成立に予断を許さない情勢になってきたが、最後は政府・与党の数の力による強行採決か。

 さて、この安全保障法制を巡る安倍政権・与党自民党の一連の動きを見て感じたことは、為政者にとって人民は無知蒙昧(むちもうまい)の方が都合がよい(支配しやすい)という考え方(反知性主義)や政策誘導だ。安倍政権・与党自民党の根底には、この「反知性主義」があるのではないかとみている。それが、知識人・報道機関の指摘によって知性に目覚めた国民が「戦争法案成立阻止」に向けて動き出した。この一連の騒動、単に安倍政権・与党自民党の「おごり」という一言で片づけるわけにはいかない。※次号に続く。
(代表 天野 市栄)

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財政破たんした北海道夕張市の現在・過去・未来を考える(その14)

2015年7月11日トピックス

■夕張市は自力での再建は無理だ。~ガーバナンス(自治能力)を欠いた自治体は消滅させるべきだ(後編)

 前々回号でもお知らせしたとおり、夕張市の借金(322億円)を返済しているには、他でもない私たち国民(夕張市民を含む。)である。夕張市の借金は国民負担で返済されているのである!財政自治権を喪失している夕張市に自治体として存続させるわけにはいかない。周辺自治体(市町村)との合併を真剣に考える時だ。。その前に借金を清算する必要がある。国民負担で夕張市の借金が返済されている以上、国が一括して夕張市の借金を肩代わりをすべきだ。借金がなくなれば合併もしやすくなる。幸いなことに「夕張メロン」という地域ブランドがある。これを持参金替わりに合併すればよい。それでも周辺自治体との合併が困難ということであれば、夕張市を管内に持つ北海道の直轄地(ただし、市町村区域を持たない。)にすればよい。それも無理であれば、鈴木市長の出身である東京都の直轄地にしてはどうか。東京ブランドの「夕張メロン」もいいかも知れない。

 話は変わるが、私が住む新潟県の県境に湯沢町という温泉も備わったスキーリゾート地がある。新幹線や高速道路を使えば首都圏から至近距離だ。湯沢町から首都圏に通勤している人もいるそうだ。土地バブルの頃、湯沢町にリゾートマンション開発が集中した。このリゾートマンション、利用者も首都圏の住民ならば開発資金の出所も首都圏ということで、マスコミに「東京都湯沢町」と揶揄されたこともあった。※本号でシリーズ終了。
(あとがき)
 夕張市の2010年(平成22年)から30年後(2040年・平成52年)の推計人口では、働く世代(生産年齢人口、15歳~64歳)の人口が6割も減る。働く世代の人口構成比も1割減る(5割→4割)推計人口は出生率を基にして推計した人口(自然動態)だ。出生数の減少(自然減)に市外への人口流出(社会減)を加えれば夕張市の人口はもっと減るはずだ。特に18年もの長期間に渡る住民負担の増大に耐えかねた市外への人口流出も無視できない。人口流出者のなかには早期退職(定年前の退職)で市役所を辞めた元市職員もいるのではないかとみている。当然のことだが働く世代の人口減(社会減)に伴って子どもの人口(年少人口、~14歳)も減っていく。(30年間で8割減)
 政治家(本当の姿は次の選挙のことしか考えない政治屋)という職業(首長や議員)は、在職中の不祥事については在職中しか責任を負わない。政治家を辞めてしまえば有権者から責任を問われることはない。また、次の選挙のことしか考えない政治屋は選挙権を持たない未成年者や将来世代に対しては冷酷だ。雪だるま式に増えた借金が選挙権を持たない将来世代に確実に仕送りされていく。
~「誰が返すのかこの借金!こんな街に住みたくないと言って若者は出ていく。こんな街には生まれたくないと言って子どもの数は減っていく。」~
(代表 天野 市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者