2012年3月
« 2月   4月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ブログ

公職選挙法違反情報受付窓口を設置しました

2012年3月29日ニュース

 4月22日投開票の阿賀野市長選挙及び市議会議員補欠選挙の選挙戦(事実上の)も終盤に入り、各陣営とも勝利に向けてしのぎを削っています。我が地域政党「日本新生」も、市長選・市議補選に擁立した候補予定者の勝利に向け選挙対策本部を設置したところです。
 さて、選挙選がヒートアップすると出てくるのが公職選挙法違反の行為です。買収など悪質な違反事案については警察当局に委ねることとして、我が地域政党が重視する違反事案は、虚偽事項公表罪(公職選挙法第235条第2項)です。該当条文は次のとおりです。
「2 当選を得させない目的をもって公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者に関し虚偽の事項を公にし、又は事実をゆがめて公にした者は、4年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。」
 ここで注意を要すべき点は、当選を得させない(当選をさせない)目的で、公表される虚偽事項又は事実を歪曲した事項は、候補者等に関することであればよく、候補者等本人に直接関係のある事項に限りません。最近、「市民交流エリアは道の駅と同じだ」との話や「現市長(天野市長)は、最近まで『TPP推進』。『市民交流エリア』も、公約を破り、名前を変えただけで推進です。」といった内容の文書を目にしたことはないですか。これらの偽りの言動や文書は、虚偽事項公表罪に抵触する恐れがあります。
 上記に該当する行為を公の場で、直接目の当たりした方、直接耳にした方(人から聞いた話、すなわち伝聞情報は除きます。)は下記あてにご連絡をください。
 ○なお、ご連絡いただきたい項目は以下のとおりです。
 1.いつ、どこで(どのような集会で)、誰が、何を(どのような内容)しゃべっていたか。
 2.いつ、どこで、誰が発行した、どのような内容の文書を見た。(文書は動かぬ証拠になります。ご提供をお願いします。これについては、新聞・雑誌についも当てはまります。)
 ※情報提供者のお名前の告知は任意ですが(イニシャル、愛称でも結構です。)、内容確認のため連絡先(電話番号、E-mailなど)は必ずお知らせ下さい。

 ○連絡先は以下のとおりです。読者の皆さまからの情報提供をお待ちしています。
郵送:〒959-2025 阿賀野市岡山町8-9(天野市栄後援会事務所)
電話(ファックス):0250-62-0640(選挙対策本部事務所)
E-mail:i-amano@cream.plala.or.jp

(選挙対策本部事務所)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

阿賀野市議会基本条例~絵に描いた餅になりそうです(ガラパゴス物語番外編)

2012年3月28日ニュース

 阿賀野市議会3月定例会最終日の19日に、I議員からこのブログについての緊急質問が出された。I議員はじめ多くの市議会議員からこのブログが読まれていることは大変嬉しく思う。感謝申し上げたい。I議員がこのブログを読んだ感想として「議員を軽く見ている」との発言があったが全くの誤解である。私は、議員の軽率な判断・行動によって阿賀野市議会の権威・品格が損なわれている現状を憂えているのだ。私が一番訴えたかったことは、苦労して作り上げた阿賀野市議会基本条例を「絵に描いた餅」にさせないように、議員諸氏から切磋琢磨してもらい、名実とともに議会運営の憲法に仕上げてほしいということである。このブログの行間から読み取ってほしい。
 更にI議員からは、市長は行政トップとしては一人であるのでリーダーシップを発揮できるが、我々議員は(各々が市民の代表として)個別に判断・行動するため市長のようにリーダーシップを発揮できないとの発言もあったが、全くそのとおりである。I議員が、議会基本条例に関する調査特別委員長(現在は議会改革推進特別委員長)として、議員諸氏の多様な意見を取りまとめるため大変なご苦労をされたという話は聞いている。また、議会改革の大きな柱である議員定数問題について、S議員(かつては与党議員と称していたが、今は…)が議員定数に関する特別委員会の委員長として、議員諸氏の利害が複雑に絡む難題に取り組んでいる。
 しかし、議会という“ムラ社会”に長く身を置くと(これについての過去ログはこちら)、内なる改革(自己変革)が難しくなる面は否めない。だからこそ我が地域政党「日本新生」が黒船になり、市議会に改革の志士を送り出し、I議員やS議員など内なる改革派議員と連携・協力し、市議会改革を成し遂げたいと考えている。内なる改革派議員の奮起を促したい。

※昨年12月に議員辞職したY氏も内なる改革派議員の一人であった。水原郷病院の公設民営化の調査特別委員長として、議員諸氏の意見を取りまとめるため大変なご労苦があったと聞いている。しかし、これが“ムラ社会”の掟、すなわち「出る杭は打たれる」に触れ、議員辞職につながったのではないかと思っている。議会開催中にゴルフをやっても“ムラ社会”の掟には触れないのか。疑問に感じる。

(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

天野市長に副市長なんかいらない?(第二話)

2012年3月22日ニュース

 おはようございます。事務局長の高橋です。

~天野市長が、就任後間もなく副市長人事を議会に提案したところ、いきなり否決されたことはご存知ですよね~。前の市長さんには副市長が二人おられましたよね~。このことは、市長さんは大変な仕事だから二人の副市長をつけましょう、と言う議会の暖かい気持ちだったのでしょうね~。それが一転して天野市長には、副市長はいらないと言うことはどういうことでしょうね~。就任後まもなくの天野市長には、阿賀野市に熟知した副市長を置いて、市政の円滑な流れを図ると言うことは、市民のためにも極めて大切なことではなかったのですか~?否決したことは、議員さんにもいろいろな理屈はあるのでしょう~しかし、天野市長就任後間もなくのことであり、市長のことはまだ何も分からない中での議会の対応は、あまりにも多くの市民の気持ちを、無視した行動ではなかったのですか~?副市長は市長を補佐し、政策・企画をつかさどり、職員の担任する事務を監督し、更には、市長に事故があったときにはその職務を代行すると言う、重要な責務があるのですよ!~今回の東日本大震災でもお分かりのように、首長代行の重要性は、多くの自治体で再認識したと思いますよ~市民は新しい市政を求めて、天野市長を支持したのですよね~。市長に投票した14,000余人の皆様は、副市長の就任を待望されていたことと思いますよ!市民の皆様は、どのようにお考えになりますか?

(事務局長 高橋義衛)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

天野市長はなんでもしなかった?(第一話)

2012年3月21日ニュース

 初めまして、この度ブログデビューした事務局長の高橋です。天野市栄市長の後援会長を務めております。私からは天野市政の風評被害を食い止め、真実を皆さんにお伝えするため、ペンを執った次第であります。どうぞよろしくお願いします。

 最近こんなお話しを良く聞きます。~天野市長が阿賀野市にお金が無いので、とにかく、借金を返そうと頑張ってきたことはご存知ですよね~。誰がこんなに借金をしたと思いますか?前の市長さんが、沢山お金を使ったからでしょう~。普通の市町村であれば、こんなときには議会の皆さんが、~市長さん、そんなにお金を使ったら、阿賀野市は破産しますよ!だからお金を使うのは止めてください!というのがあたりまえでしょう。しかし、前の市長さんに、そんなことを言った議員さんはおられたのでしょうか?~しかし皆さん考えてください。議会議員の一番大事な仕事は ~市長の独走をやめさせることなんですよ~。それが前市長に何も言えなかったというのは、議会はその機能を、まるで喪失していたと言えるのではないでしょうか!阿賀野市が、新潟県内でも、最低クラスの財政状況になった責任は、もちろん、前の市長さんにありますが、それを支えてきた、現在の議員の皆さんにも、大きな責任がありますよね~。
 天野市長がこの4年間、最悪な財政状況を立て直すために、大変な努力をされてこられたことはご存知ですよね~。4年間で21億円の借金を返し、借金体質を大幅に改善しました。阿賀野市が、ようやく県内の真ん中あたりまで、財政を立て直したのは、すごいことだと思いませんか。~ここまで財政再建を成し遂げたのは、もちろん市民の皆さんのご理解をいただいたことが、もっとも大きいことですが、私には、使いたくてもじっと我慢をしてきた、市長の心情も痛いほど分かりますよ。
 これから、水原郷病院や水原中学校の建設、各種事業等でお金がかかります。お金の使い方については、市と、議会と、市民の皆様と十分お話をしながら、考えていかなければなりませんよね~。天野市長の堅実な財政運営に期待をします。~幸福度日本一の街~を目指し、また市民の皆様が、自由に発言し、自由に行動できる、真に市民本意の街づくりを、進めて行かなければなりませんね!

(事務局長 高橋義衛)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

阿賀野市議会基本条例~絵に描いた餅になりそうです(ガラパゴス物語第6話最終章)

2012年3月20日ニュース

 最後の美辞麗句を批評し、今回でガラパゴス物語を締め括ることとしたい。
○議会改革の推進、議員の政治倫理について
・「議会は、議会の信頼性を高めるため、常に改革に努めます。」(第9条第1項)
・「議会は、前項の改革に取り組むため、必要に応じて議員で構成する推進組織を設置します。」(第9条第2項)
・「議員は、市民全体の代表者としてその倫理性を常に自覚し、良心と責任感を持って、議員の品位を保持し、見識を養うように努めます。」(第16条)
・「議員定数の改正にあたっては、市政の現状と課題及び将来の予測と展望等を十分に勘案し、市民の意見を聴取します。」(第17条第1項)
・「議員定数の条例改正議案は、…検討経過等を明らかにして、委員会又は議員から提出します。」(第17条第2項)

(筆者のコメント)
 ガラパゴス議会では、議会をサボってゴルフに行くなど議員としての品位や見識が疑われるような事件が起きても、誰も問題にせず平穏無事に運営されている。政治倫理の問題については日を改めて論ずることにしたい。 
 いま議会が為すべき最大の政治課題は議会改革である。その大きな柱が議員定数の見直しである。1月16日付けで発行された市議会だよりには「今年の3月を目標に結論を出したいとして、議員定数に関する意見提案者を募集します」との記事が掲載されている。議員定数に関して①削減、②現状維持、③増加について、各々2名程度の意見提案者を決定し、意見聴取会を開催することになっているが、その後どのような検討がなされたのか一向に見えてこない。3月議会で定数削減の条例改正案が出されるとの未確認情報も一時はあったが、今議会では定数削減の条例提案は出ていない。
 隣の五泉市では昨年11月、議員定数を25から20に大幅に削減した上で市議選が行われた。候補者26人が20の議席を目指して熾烈な選挙戦を展開した。五泉市の人口規模が阿賀野市よりも1万人多いことを考えれば、阿賀野市の議員定数は18が適当な数である。我が地域政党の市議選マニフェストでは議員定数を4減し18にすべきと主張している。
 これまで述べてきたように、市民代表性、市民の参加、市民への情報公開、政策提案、政策論争、議員定数の見直しなど、何一つをとっても改革できないのが今の市議会の現状である。阿賀野市議会は旧態依然とした議会運営がまかり通るガラパゴス状態にあることは明白である。市議会が今のまま(現議員のまま)では、議会運営の憲法とも言える「議会基本条例」が所詮は、絵に描いた餅で終わるのは目に見えている。ならば、我が地域政党から改革の志士たちを市議会に送り込んで、「議会基本条例」を「名もある、実もある」ものにしていくしかない。皆さんの熱い応援を期待したい。
(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

阿賀野市議会基本条例~絵に描いた餅になりそうです(ガラパゴス物語第5話その2)

2012年3月19日ニュース

 前号に続き、美辞麗句を紹介し批評します。
○切磋琢磨(議員VS議員)について
・「…議会を構成する議員においても自ら研さんし、…」(附則)
・「議会がより活発な議論を通じ…」(附則)
・「議員は、議会が言論の場であること…」(第3条第2項)
・「議会は、議員による討論の場であることを認識し、議長は、議員相互間の討議を中心とした運営を行います。」(第10条第1項)
・「議会は…議員相互間において十分な討論、議論を尽くして合意形成に努めるとともに、その結果について市民に対して説明責任を果たします。」(第10条第2項)

(筆者のコメント)
 議会の最終日には市長や議員・委員会提出の議案採決が行われる。提出議案に対し議員が賛成か反対かの意思表明をする前に、議員相互間で賛成・反対の討論が行わるが、実際には形式的なもので「やればよい」という程度のものになっている。時には討論なしでいきなり採決が行われることもある。
 昨年3月の定例会最終日において、執行部提出の職員給料2%カットの条例改正案を撤回し、代わりに議員提出の議員報酬2%カットの条例改正案が突然上程され、議案審査もなしで可決されるという珍現象が現れた。また、昨年9月の定例会においては、執行部から提案された「市民交流エリア」の基本計画策定業務委託料が、議員相互の討論の場において、反対議員からは十分な説明がないまま否決されるなど、基本条例のいう「活発な議論」や「十分な討論、議論を尽くして」、「議員相互間の討議」が行われているとは到底思えない状況が見受けられる。
※次号に続く。
(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

阿賀野市議会基本条例~絵に描いた餅になりそうです(ガラパゴス物語第5話その1)

2012年3月18日ニュース

 前号に続き、美辞麗句を紹介し批評します。
○切磋琢磨(市長VS議員)について
・「議会がより活発な議論を通じ…」(附則)
・「議員は、議会が言論の場であること…」(第3条第2項)
・「議会から本会議及び委員会に出席を要請された市長等は…議員の質問等に対して反問することができます。」(第6条第3項)

(筆者のコメント)
 基本条例第6条に市長など執行部からの反問権が付与されたことが影響したのかどうかは分からない(基本条例の施行は今年4月1日からで、まだ条例としての効力を発してはいない。)が、開催中の3月定例会における一般質問者は8人であった
 通常、議会においては議員が市長等の執行部に対し質問を行い市長等が答弁を行う形式がとられるが、執行部に事前通告される一般質問(初回質問)の中には抽象的な内容で、その趣旨が明らかでないものが時々ある。このため事前通告される初回質問に対する答弁も抽象的なものにならざるを得ないが、実はこのような質問には裏(戦術)がある。初回質問で論点を隠す又はぼかす質問をしておいて、再質問で具体的な内容を示し(核心部分を明らかにして)市長に答弁を求める。市長が十分な答弁ができないと「不勉強だとか、そんなことも分からないのか」と言わんばかりに批判の言葉を浴びせる。これはアンフェアーなやり方である。なかには、市政とは全く関係のない言葉の定義(例えば、マニフェストとか市長としてのリーダーシップとか)を再質問で聞いてくる議員もいる。自分は十分な下調べをしておいて、市長が十分な答弁ができないことを確認するや請け売りで調べた言葉の定義(何々に依れば…)を披露する議員もいる。これらの質問はガラパゴス議会ではごく普通に見られる現象である。

※反問権とは、市長等の執行部が議員の質問に対し、論点・争点を明確にするために与えられる逆質問権である。議会が討論の場である以上、双方が質問できて当たり前。政策過程の説明責任を執行部側に課している以上、執行部側が反論できて当たり前。反問権が執行部側に与えられなければフェアーとはならない。反問されることによりシナリオにない展開が生まれ、議員も質問事項を十分に精査した上で政策論争に臨む姿勢が出てくる。
※この件については、次号に続く。
(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

阿賀野市議会基本条例~絵に描いた餅になりそうです(ガラパゴス物語第4話)

2012年3月16日ニュース

 前号に続き、美辞麗句を紹介し批評します。
○議員からの政策提案について
・「…議会を構成する議員においても…政策の提言や立案についても、今まで以上に積極的に行っていかなければなりません。」(附則)
・「議会は、…必要な政策を自ら立案し、又は執行機関に提案することにより、…」(第2条第3項)
・「会派は、政策立案や政策提言、…」(第4条第3項)
・「議会は、…市民の意見の把握に努め、政策提案の拡大を図ります。」(第5条第4項)
・「議会は、条例の制定、議案の修正、決議等を通じて、政策の立案及び提言を行います。」(第8条)
・「議会は、議員の資質並びに政策形成及び立案能力の向上を図るため、…」(第12条)
・「議会は、議員の政策形成及び立案能力の向上を図るため、…」(第13条)

(筆者のコメント)
 「政策立案」「政策提言」「政策提案」「政策形成」「立案能力」等々。「政策」という言葉が随所に並ぶ。議員は、「政策」という言葉をどのように理解しているのだろうか。私が市長になり始めの頃、自治会から市長に提出される陳情要望書には紹介議員として必ず地元議員の名前が載っていたし、議員本人も同席していた。議員は「政策」を「陳情」「要望」と同じ次元で考えているのだろうか。「財源なければ政策なし。政策なければ予算なし。」財源の裏付けのない政策は陳情・要望の類でしかない。政策のない予算付けはバラマキ予算である。
 共産党市議団からは、時々財源の裏付けのない政策提案をもらうことがある。「軍事費削れ」「米軍思いやり予算を削れ」「大企業減税止めろ」「金持ち優遇税制止めろ」「大型公共事業止めろ」では、地方の予算財源には回せない。もっと地方で捻出できる財源論を提案してもらいたい。

※昨年6月の定例会において、執行部が提案した法人市民税の税率改定議案(黒字企業の法人税割額の税率を県内他市並みに引き上げるというもの)は残念ながら可決には至らなかったが、共産党市議団から賛成していただいたことは大変感謝している。
※次号に続く。
(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

阿賀野市議会基本条例~絵に描いた餅になりそうです(ガラパゴス物語第3話)

2012年3月15日ニュース

前号に続き、美辞麗句を紹介し批評します。
○果たして市議会・議員の活動が市民から見えているのか?
・「議会は、市民に開かれた議会を目指して…情報公開に取り組むとともに…」(第2条第3項)
・「議会は、市民にわかりやすい議会運営を行うために、…」(第2条第4項)
・「議会は、市民に対し議会の活動に関する情報を積極的に公表し…」(第5条第1項)
・「議会は、本会議のほか、すべての会議を原則公開するとともに…市民が議会の活動に参加できるような懇談会、議会報告等を開催します。」(第5条第2項)
・「議会は、市民との意見交換の場を設け、市民の意見を把握に努め…」(第5条第4項)
・「委員会は、市民からの要請に応じ審査の経過等を説明するとともに…」(第11条第3項)
・「議会は、市政に係る重要な情報を議会独自の視点から、常に市民に対して公表するとともに…」(第15条第1項)

(筆者のコメント)
○私が市長になる前は市民が議会及び議員の活動状況を見ようとすれば、
・議会を傍聴する。
・会議録を読む。
しかなかった。
○私が市長になってからは、更に、
・市のホームページでも会議録を閲覧することができるようなった。
・議会報を発行し、議員の一般質問(要約)や議案審議の結果(議員毎の賛否の状況)が見えるようになった。
・議会事務局の職員を1名増員し、議会や議員の活動をサポートする体制を強化された。
・平成24年度からは、議案審議状況についてインターネットを使ったライブ中継や録画中継システムを導入する予定である。もちろん財源は市長裁量経費(市長のマニフェストに掲げる政策実現のための経費)を充当した。これにより自宅や職場に居ながら、議会や議員の仕事振りを観察(監視)できるようになる。

※阿賀野市議会の子供議会状態(私語をしゃべる、やじる、無断で席を離れる、携帯電話を鳴らす、平気な顔をして遅刻する、サボってゴルフに出かける等々)が解消されることを願っている。(子供議会についてはこちらを参照
※次号に続く。
(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

阿賀野市議会基本条例~絵に描いた餅になりそうです(ガラパゴス物語第2話)

2012年3月14日ニュース

 前号に続き、美辞麗句を紹介し批評します。
 ○市民参加について
 ・「…市民に身近な議会及び議員の活動…」(第1条)
 ・「議会は、…市民と一緒にまちづくりの活動に取組みます。」(第2条第2項)
 ・「議員は、…市民の意見、要望等を的確に把握するとともに…」(第3条第3項)
 ・「議会は、市民との意見交換の場を設け、市民の意見の把握に努め…」(第5条第4項)
 ・「議会は、市民の傍聴意欲を高めるような議会運営を行います。」(第10条第5項)
 ・「委員会は、…議員及び市民が自由に情報及び意見を交換する懇談会等を行う…」(第11条第3項)
 
(筆者のコメント)
 「市民に身近な」「市民と一緒に」「市民の意見、要望等」「市民との意見交換」「市民の傍聴意欲」「市民が自由に」等など。条例で謳っている「市民」とは果たして誰のことを指すのか。議員にとっての「市民」は、選挙の際に自分に一票を投じてくれた支持者であり支援者のことである。支持者や支援者も当然市民ではあるが、「one of them」すなわち市民の一部でしかない。支持者・支援者の声が大きくなると、議員活動も必然的に利益誘導的なものになってしまう。一部議員からの政策提案型の一般質問を見ると、どうも議員の支持者・支援者の声を代弁しているようにしか思えないことがある。そうではなく、条例第16条にあるように「議員は、市民全体の代表者としてその倫理性を常に自覚し、…」(全体の奉仕者)であるべし。

※筆者は、4年前の阿賀野市長選挙で1万4千人余りの有権者から支持をいただき当選させてもらった。だからといって私に一票を投じてくれた支持者の利益実現のために働く考えは持ち合わせていない。「我田引水」はしない。相手候補を支持した(私を支持しなかった)有権者も含め約4万7千人(有権者でない未成年者も含む)市民の福祉増進のために粉骨砕身働くのが、全体の奉仕者としての市長の責務と心得ている。
※次号に続く。
(代表 天野市栄)
 

posted by 地域政党 日本新生 管理者