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阿賀野市議会基本条例~絵に描いた餅になりそうです(ガラパゴス物語第5話その2)

2012年3月19日ニュース

 前号に続き、美辞麗句を紹介し批評します。
○切磋琢磨(議員VS議員)について
・「…議会を構成する議員においても自ら研さんし、…」(附則)
・「議会がより活発な議論を通じ…」(附則)
・「議員は、議会が言論の場であること…」(第3条第2項)
・「議会は、議員による討論の場であることを認識し、議長は、議員相互間の討議を中心とした運営を行います。」(第10条第1項)
・「議会は…議員相互間において十分な討論、議論を尽くして合意形成に努めるとともに、その結果について市民に対して説明責任を果たします。」(第10条第2項)

(筆者のコメント)
 議会の最終日には市長や議員・委員会提出の議案採決が行われる。提出議案に対し議員が賛成か反対かの意思表明をする前に、議員相互間で賛成・反対の討論が行わるが、実際には形式的なもので「やればよい」という程度のものになっている。時には討論なしでいきなり採決が行われることもある。
 昨年3月の定例会最終日において、執行部提出の職員給料2%カットの条例改正案を撤回し、代わりに議員提出の議員報酬2%カットの条例改正案が突然上程され、議案審査もなしで可決されるという珍現象が現れた。また、昨年9月の定例会においては、執行部から提案された「市民交流エリア」の基本計画策定業務委託料が、議員相互の討論の場において、反対議員からは十分な説明がないまま否決されるなど、基本条例のいう「活発な議論」や「十分な討論、議論を尽くして」、「議員相互間の討議」が行われているとは到底思えない状況が見受けられる。
※次号に続く。
(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者