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阿賀野市議会基本条例~絵に描いた餅になりそうです(ガラパゴス物語第6話最終章)

2012年3月20日ニュース

 最後の美辞麗句を批評し、今回でガラパゴス物語を締め括ることとしたい。
○議会改革の推進、議員の政治倫理について
・「議会は、議会の信頼性を高めるため、常に改革に努めます。」(第9条第1項)
・「議会は、前項の改革に取り組むため、必要に応じて議員で構成する推進組織を設置します。」(第9条第2項)
・「議員は、市民全体の代表者としてその倫理性を常に自覚し、良心と責任感を持って、議員の品位を保持し、見識を養うように努めます。」(第16条)
・「議員定数の改正にあたっては、市政の現状と課題及び将来の予測と展望等を十分に勘案し、市民の意見を聴取します。」(第17条第1項)
・「議員定数の条例改正議案は、…検討経過等を明らかにして、委員会又は議員から提出します。」(第17条第2項)

(筆者のコメント)
 ガラパゴス議会では、議会をサボってゴルフに行くなど議員としての品位や見識が疑われるような事件が起きても、誰も問題にせず平穏無事に運営されている。政治倫理の問題については日を改めて論ずることにしたい。 
 いま議会が為すべき最大の政治課題は議会改革である。その大きな柱が議員定数の見直しである。1月16日付けで発行された市議会だよりには「今年の3月を目標に結論を出したいとして、議員定数に関する意見提案者を募集します」との記事が掲載されている。議員定数に関して①削減、②現状維持、③増加について、各々2名程度の意見提案者を決定し、意見聴取会を開催することになっているが、その後どのような検討がなされたのか一向に見えてこない。3月議会で定数削減の条例改正案が出されるとの未確認情報も一時はあったが、今議会では定数削減の条例提案は出ていない。
 隣の五泉市では昨年11月、議員定数を25から20に大幅に削減した上で市議選が行われた。候補者26人が20の議席を目指して熾烈な選挙戦を展開した。五泉市の人口規模が阿賀野市よりも1万人多いことを考えれば、阿賀野市の議員定数は18が適当な数である。我が地域政党の市議選マニフェストでは議員定数を4減し18にすべきと主張している。
 これまで述べてきたように、市民代表性、市民の参加、市民への情報公開、政策提案、政策論争、議員定数の見直しなど、何一つをとっても改革できないのが今の市議会の現状である。阿賀野市議会は旧態依然とした議会運営がまかり通るガラパゴス状態にあることは明白である。市議会が今のまま(現議員のまま)では、議会運営の憲法とも言える「議会基本条例」が所詮は、絵に描いた餅で終わるのは目に見えている。ならば、我が地域政党から改革の志士たちを市議会に送り込んで、「議会基本条例」を「名もある、実もある」ものにしていくしかない。皆さんの熱い応援を期待したい。
(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者