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よそはよそ、うちはうち~地方主権の確立に向けて(その1)

2012年2月24日トピックス

 阿賀野市議会3月定例会が来月1日からスタートします。会期は19日間です。初日と2日目、3日目は一般質問が行われ、今回は8人の議員さんから質問をいただきました。最近、政策提案型の質問が少しずつ増えてきました。大変良い傾向だと思います。これらの政策提案型の質問は大きく三つに分類されます。一つ目には廉価型の提案です。これは、そんなにお金(予算)が掛からないのでやったらどうかという提案です。二つ目には陳情・要望型の提案です。これは議員の選挙地盤である自治会など地域からの陳情・要望を受けて提案されるものです。三つ目には横並び型の提案です。これは、よそ(他市町村)がやっているので、うち(阿賀野市)でもやってはどうかという提案です。
 この三番目の横並び型提案は公明党のM議員さんからいただくことが多く、前向きに検討できる提案も沢山ありますが、なかには阿賀野市の実情を充分に把握していないと思われる提案もあります。3月定例会ではM議員さんからは子育て支援についての提案をいただきました。新潟市で実施している「ゆりかご学級」や山形県東根市で実施している携帯メールを活用した子育て相談サイトの設置です。これらの施策を阿賀野市でも検討してはどうかという提案です。
 阿賀野市の子育て支援策は、質・量とも新潟市や山形県東根市を上回るものと自負しています。これは阿賀野市の出生数が年間320人程度であるため(少子化が急速に進んでいることを示す数字ではありますが…)、マンツーマンの顔の見える、きめ細かな対応が可能なのです。詳細については答弁の中で回答したいと考えています。私と同様にM議員さんもイクメンでありますので、阿賀野市の優れた子育て支援を積極的に活用し、市内外にPRしようではありませんか。
(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

事務所開きを盛大に挙行しました

2012年2月17日トピックス

 先日、地域政党「日本新生」選挙対策本部の設置に伴う「事務所開き」を開催しました。ご来賓に元水原町長の五十嵐雄介氏ご夫妻や水原商工会長の井岡英夫氏はじめ、100名を超える支持者・支援者の皆さまからご出席をいただき盛大に挙行しました。年度末のお忙しい中、誠にありがとうございました。今春行われる阿賀野市長選挙と市議会議員補欠選挙の勝利に向けて、幹事の稲村健児さんとお互いの健闘を誓い合いました。
(代表 天野市栄)

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出藍の不名誉(その2)

2012年2月15日トピックス

 「この出藍の不名誉」は、政界においても時々現れる現象です。いわゆる「世襲議員」といわれる議員においてです。世襲議員とは、親や親族が議員で、その政治地盤や資本などを受け継いで議員となった人のことで、「二世議員」とも呼びます。選挙に勝つためには、「地盤」「看板」「鞄」の三バンが必要だと言われています。日本の選挙での当落は後援組織の充実度(地盤)、知名度の有無(看板)、選挙資金の多寡や集金力の多少(鞄)に依存している場合が多く、それらを端的に表したのがこの三バンです。少し古い記録になりますが、2004年時点で全衆議院議員の27%が世襲議員で、当時政権政党であった自民党の世襲議員が101人で自民党の議席244の実に41%が世襲されていました。
 このように、世襲議員は三バンを持っていることから選挙には圧倒的に優位な立場にあります。しかし、「親の七光」(親の社会的地位や名声)で当選したものの、その後は鳴かず飛ばずの政治家人生を送る議員もいます。最近、日本の首相が1年の短期間で交代を繰り返していますが、多くは世襲議員です。
 「親の七光」によって議員に当選しても、「親の七光」は永遠の輝きを持っているわけではありません。親が亡くなれば「七光」も輝きを失ってしまいます。「親の七光」で当選しても、自らの玉を磨いて光を出さなければ、親を超えるどころか親のような政治家にもなれません(「玉磨かざれば光なし」)。皆さんの周辺に、このような名ばかりの世襲議員はいませんか。
(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者

出藍の不名誉(その1)

2012年2月12日トピックス

 「青は藍より出でて藍より青し(荀子)」という言葉は、藍草で染めた布は藍草よりも鮮やかな青色となることから、この関係を弟子と師匠にあてはめ、弟子が師匠の学識や技術を超えるという意味のことわざとして知られています。この「出藍の誉れ」は、師弟関係においてだけでなく、経営者とその後継者との関係においても、周囲から寄せられる期待として表れてきます。しかし、オーナー会社の世襲経営者にあっては、周囲の期待が失望に変わってしまうこともあるようです。まさに「出藍の不名誉」です。
 昨年9月、東証1部上場企業で、家庭向けティッシュペーパー「エリエール」のブランドで知られる大王製紙の井川意高前会長(47才)が、子会社から多額の融資(約106億円)を受けて、私的に流用していたことが発覚し辞任しました。11月には特別背任の容疑で東京地検特捜部に逮捕され、マスコミで大きく取り上げられました。報道によれば、井川意高前会長は創業家出身の3代目経営トップで、関係者の話として借入金のほとんどが海外のカジノ関連の口座に送金されていたことを伝えています。
 「長者三代(ちょうじゃさんだい)」という言葉がありますが、長者の家は三代よりは続かないという警句で、祖父は苦労して財産を作り、子はその遺風を受けて守るが、三代目の孫の代になると、生活が贅沢になり、父祖が築いた家産を傾けることが多いという意味です。今回の不祥事を受け会社側も自己防衛のため、井川意高前会長の父親で社長・会長を歴任した顧問の高雄氏を解職することで「長者三代」を何とか回避することができたようです。※次号に続く。
(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者