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議員の新陳代謝(新旧交代)が進まないのは阿賀野市議会だけ?(その2)

2015年4月27日トピックス

 今日の地元紙朝刊に統一地方選挙後半戦の1市長選挙と8市町村議員選挙の投開票結果が載っていた。投票率は58.17%。前半戦と合わせた全体の投票率が49.59%と5割を割ったことを大きな見出しで伝えている。国政選挙・地方選挙の投票率の低下傾向についての分析は後日改めてブログで取り上げたい。4月21日付けブログ(こちらを参照)で言及した長岡、新発田、柏崎の3市の市議選の結果は次のとおり。

 最初に長岡市議選(定数34-40)。最初の合併(10年経過)から3回目、最後の合併(5年経過)から2回目。競争率(立候補者数/定数、以下同じ。)は1.18倍。新人の当選率(当選者数/立候補者数、以下同じ。)は50%(当選6人、落選6人)。現職の当選率は100%(当選28人、落選0人)。新旧交代率(全市議に対する合併後に当選した市議の占める割合、以下同じ。)は41.2%(新14人、旧20人)。

 次に新発田市議選(定数27-29)。最初の合併(11年経過)から3回目、最後の合併(9年経過)2回目。競争率は1.07倍。新人の当選率は75%(当選6人、落選2人)。現職の当選率は100%(当選21人、落選0人)。新旧交代率は55.6%(新15人、旧12人)。新旧交代率が5割を超えた。

 最後に柏崎市議選(定数26-32)。合併(9年経過)から3回目。競争率は1.23倍。新人の当選率は70%(当選7人、落選3人)。現職の当選率は85.8%(当選18人、落選3人)他に元職1人が当選。新旧交代率は57.7%(新15人、旧11人)。新旧交代率が5割を超えた。

 参考までに阿賀野市議選(H24年10月の選挙時点で検証)。合併(8年経過)から3回目。競争率は1.1倍。新人の当選率は66.7%(当選4人、落選2人。ただし4月の補選当選者を含めた。)。現職の当選率は100%(当選16人、落選0人)。新旧交代率は35.0%(新7人、旧13人)。新旧交代率が5割以下。

 今回、長岡、新発田、柏崎の3市の選挙結果と前回の阿賀野市議選(H24年10月当時)を比べてみると、新人の当選率は4市とも現職よりも低い。長岡、新発田、阿賀野の現職当選率はなんと100%。新人候補にとって地方選挙はハードルが高いのか。現職の当選率が高いのは選挙結果を見越して引退(不出馬)を決めた現職もいたのではないかと見ている。次に新旧交代率。合併後10年程度経過すると5割を超えてくるようだ(新発田・柏崎)。次回の阿賀野市議選は来年(平成28年)の10月。合併12年を経過して行われる市議選である。次回市議選では議員定数の見直し(削減)も行われるようであるが、党としても阿賀野市議会の新旧交代率が50%を超えるよう新人候補の発掘に向けて取り組んでいきたい。※次号に続く。
(代表 天野 市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者