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オンブズマン通信15.2~ハイテク園芸ハウスで育てた官業トマト(その2)

2017年7月25日ニュース


【地域政党日本新生イメージキャラクターウィズ」君】

 地元紙の伝えるところによれば、国道290号沿いの村杉温泉入口付近にある阿賀野市の観光物産施設「うららの森」に、市が国の地方創生交付金2500万円を使って整備した大型園芸ハウスで5月頃から栽培されていたトマトの収穫が始まり、同所で地元の旅館が考案したトマト料理の試食会が開かれたという。市ではこのトマトを「うららトマト」と命名し、将来は阿賀野市産のブランド品として売り出したいという。
 「ブランド品のトマト?」果たして、園芸ハウスで栽培された「うららトマト」のどこにブランド価値があるのだろうか?胸をワクワクさせながら記事を追っていくと、ブランド価値はトマト本体ではなく、トマトを栽培している園芸ハウスにあるようだ。( ´艸`)
 この園芸ハウス、遠方からハウス内の温度や湿度をスマートファンで把握でき、換気窓やカーテンも遠隔操作できるという。まさにハイテク施設だ。もしかしてトマトの栽培もオートメーション化され、ロボットが作っているのではないかと思ったが、記事には誰が栽培したトマトなのか書いていなかった。そこで市議をしている弟に聞いたところ、市(農林課)の職員がトマトを栽培しているという。
( ´艸`)
 記事によれば、「うららトマト」の料理を試食した参加者からは、「さっぱりして食べやすい」「夏バテに効きそうだ」などのコメントがあったという。「うららトマト」ではなく、スーパーで買った普通のトマトを使って同じ料理は作ったらどんなコメントがあっただろうか?「さっぱりして食べやすい」「夏バテに効きそうだ」?( ´艸`)
 この「うららトマト」は園芸ハウス前で6個230円で販売しているという。実は「うららの森」には野菜直売所がある。地元の農家が丹精込めて栽培した旬な野菜が所狭しと並んでいる。この時期、直売所にはトマトも並んでいることだろう。これって官業による民業圧迫ではないかだろうか?(#^ω^)
 うららトマトの記事が掲載された22日付けの地元紙にスーパーの折り込みチラシが入っていた。スーパのチラシに新潟県産のトマトが198円(税別、Sサイズなら4個、Мサイズなら3個)の値段が表示されていた。、1個当たりの価格をうららトマトとスーパーのトマトとで比較してみると、66円(スーパーMサイズ)、50円(スーパーSサイズ)、38円(うららトマト)の順になる。「うららトマト」は市の職員が作っている。職員の人件費をコスト(経費)に含めれば、「うららトマト」の1個当たりの値段を1000円くらいにしないと、経営収支が合わないのではないだろうか?( ´艸`) ※この項終わり。
(あとがき)
 小生、連日の熱帯夜で寝不足気味の中、このブログを書いている。ブログは毎回、午前零時にアップされる。読者諸氏におかれましては、眠れぬ夜にはブログを開いていただきたい。ブログが一服の清涼剤になって、安眠への誘いとなれば幸いである。なかには不眠症の誘因になってしまうケースもあるかも知れないが、そういう方は、ブログの閲覧はご遠慮いただきたい。
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(代表:天野 市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者