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育メン政治家の育児レポート(第28話)~子育てのポリシー(方針)を持っていますか(中編)

2015年3月2日ニュース

 私が子育てのポリシー(方針)を考えるにあたって参考にしている言葉を紹介する前に、私の市長時代にウサギの誕生について市の広報誌(平成23年9月号)に掲載された時の記事(市長エッセー)を紹介します。タイトルは「独立宣言」です。

 私事で恐縮ですが、この春、子ども(娘)が生まれ父親になりました。「子を持って知る親の恩」と申しますが、子を持って初めて、親の愛情の深さと子育ての責任の重さを認識することができました。
 
娘が生まれたのは(平成23年)4月11日の夕刻でした。ちょうど東日本大震災の大きな余震があった頃で、阿賀野市においても震度5弱の大きな揺れがありました。幸いなことに揺れが大きかったにもかかわらず、被害が無くて安堵しました。私はその頃、妻の出産に立ち会っていました。我が子の誕生を廊下で待つことにしていましたが、看護師さんの勧めもあって断り切れず、恐る恐る分娩室に入りました。我が子の誕生の瞬間に立ち会える喜びもありますが、それ以上に分娩台に乗った妻を見て、母子の無事を祈らずにはいられませんでした。私にできることは、妻に励ましの声を掛けることくらいでした。

 時間もどの位経過したでしょうか。妻が渾身の力を振り絞って我が子を体外に押し出そうとしたその時に、妻の血圧が急上昇し数値が170を越えて警告音が鳴り響いて止みませんでした。この時ばかりは、私の不安も最高レベルに達し、神仏の御加護にすがりたい気持ちでいっぱいでした。

 ほどなく、へその緒につながった赤子が現れ、へその緒が切られるや「おぎゃー」と大きな産声が部屋中に響き渡り、まさに娘の独立宣言でした。娘の独立宣言によって法的な人格と人権が付与されました。名前が付けられ戸籍に搭載されることにより、権利(自由)と義務(責任)も発生しました。今は栄養をもらっていた母体から離れたという意味での「独立」であり、これからは、自力で社会生活ができるという意味での「独立」に向け、息の長い教育(子育て)が始まります。我が子の精神的・経済的な自立に向けて、親としての責任を果たしていきたいと考えています。

※次号では私が子育てのポリシーを考えるにあたって参考にしている言葉を紹介します。
(代表 天野 市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者