2026年10月
« 3月    
月 火 水 木 金 土 日
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ブログ

阿賀野・水原まつり死亡事故を悼む3

2026年10月22日ニュース

 物言う市議、闘う市議、AI市議「いちえい」

事故が起きた翌日8月25日、市議会あてに匿名の投稿(メール)が届いた。以下、匿名投稿者をX氏と呼ぶ。内容は事実関係の確認と法律上の責任(刑事・民事)の有無を明確にするため、市議会が有する権限(地方自治法第98条に基づく検査権、同第100条に基づく調査権、同第99条に基づく関係行政庁への意見書提出など)を行使してほしい、というものだ。
 投稿では「一人の18歳の若者の生命が失われた以上、本件を単なる不慮の事故として終わらせるのでは、事故の直接責任だけではなく、開催方法、安全管理体制、警備計画、意思決定過程、過去の安全上の問題への対応、市、実行委員会、参加団体及び警察その他関係機関の関与について徹底した検証が必要であると考えます。……(中略)……報道のみから断定することではなく、市議会として事実関係を確認していただきたいです。」としている。続いて「刑事上の論点」、「民事上の論点」、「行政及び警察の関与」、「市議会による調査について」、「花火大会その他関連行事及び今後の再開について」と章立てして、詳細に論述している。恐らくX氏は法律の専門家であり実務に精通した方であろう。

 ところで、この投稿に対する市議会の対応はどうであったのか。8月27日付けで市議会議長から議員各位宛の通知文にはこう書いてある。「なお、本件は匿名による提出であり、阿賀野市議会会議規則等に定める正式な陳情として取り扱うものではありません。」と。あまりにも形式的な対応に唖然とした。匿名という理由だけでX氏の思いを無視するという対応に怒りを覚えた。議会は市民の負託を受けた議員で構成される合議体である。市議会は市民の代わって市政をチャックする立場にある。市の執行部からは事故の詳細についての新たな説明や報告は全くない。まつり実行委員会内に設置した事故の検証委員会についても、市が主体的に関与・設立した形跡は認められない。むしろ、市に事故の責任が及ぶことを恐れて関わらないようにしているようにも思える。X氏の思い(原因究明と再発防止策)は市民共通の思いでもある。市執行部が動かないのであれば、市議会が動くべきである。今こそ市議会の真骨頂である自治法に基づく権限を行使すべき時ではないのか。議会が動かなければ、私一人でも動く!
(本テーマについての論考は、いったん休止し、新たな動きや情報が出た時点で再開する。)

(あとがき)
 10月8日付け地元紙(新潟日報)の朝刊1面に「元CEOら4人在宅起訴」という見出しで、「従業員6人が死亡、1人が負傷した2022年2月の三幸製菓荒川工場(村上市)の火災で、新潟地検は7日、業務上過失致死の罪で、三幸製菓の最高責任者(CEO)だった佐藤元保氏(56)ら当時の幹部は4人を在宅起訴した。」と報じた。この火災事故は当時、全国報道されている。水原まつりの死亡事故についても全国に報道されたと聞く。水原まつりの死亡事故についても県警が業務上過失致死容疑で捜査していることを地元紙は伝えている。果たして市は県警の捜査に協力しているのだろうか。普通であれば、市のトップである加藤市長が「県警の捜査には全面的に協力します。」というコメントがあってしかるべきだが、そういう話は聞かない。
 

posted by 地域政党 日本新生 管理者

阿賀野・水原まつり死亡事故を悼む2

2026年10月21日ニュース

 物言う市議、闘う市議、AI市議「いちえい」

 事故が起きた翌日8月25日付けで市のホームページに報道機関向けに、水原まつり実行委員長と名誉会長である加藤博幸市長の連名で事故についてのコメントが(こちら)に掲載されている。実行委員長のコメントには「実行委員会として、この事態を強く受け止め、関係機関と協力して、原因究明に努めてまいります。」とあるが、加藤市長のコメントには遺族に対するお悔やみの言葉のみで、事故原因の究明や再発防止策についての言及はなかった。ところで実行委員長と名誉会長の加藤市長は遺族宅に弔問に伺ったのだろうか(阿賀野市商工会長が弔問に行ったという話は聞くが、加藤市長の話は聞かない。)

 私の市長時代(2008年4月~2012年4月)の経験から推察すれば、8月24日の事故当日、まつり実行委員長と加藤市長は灯籠押し合いの審査員として事故現場付近に居たと思われる。灯籠押し合いの開会式と閉会式(1番灯籠の表彰式)は代官所前で行われ、開会式の後、商店街通りにある旧丸岡産婦人科医院近くに設けられた審査委員席に市長、市議会議長、まつり実行委員長(当時は水原商工会長)が着座して、押し合いに参加した団体の審査を行う。今回の事故はまさに実行委員長と加藤市長の目の前で起きたと思われる。なお、情報公開請求で入手した「第49回水原まつり役員名簿」を見ると、名誉会長の加藤市長が最上位に掲載され、その下に顧問として阿賀野警察署長・阿賀野市議会議長・阿賀野市観光協会長が並んでいる。また、顧問の下にまつり実行委員長、実行委員長の下に副実行委員長の名前が載っている。私にはこの役員名簿の序列が今回の事故に対する責任の度合いを示しているかのように感じる。

 事故から約1か月後の9月18日に、市当局から市議会に対して事故の概要についての説明があったが、これまで地元紙(新潟日報)が報じた内容の一部をまとめた程度で、新たな情報提供はなかった。一方、地元紙(新潟日報)の10月1日付け朝刊には事故の続報が詳細に報じられ、男子高校生が亡くなった事故を受けて、まつり実行委員会内に検証委員会を立ち上げ、10月に初会合を開催する予定と伝えている。事故発生から間もなく2か月になるが、依然として市当局から市議会に対する情報提供や説明はない。どうやら市当局は責任追及を恐れてダンマリを決め込んでいるように見える。
(次号に続く。)

(あとがき)
 福岡県議会で起きた不祥事などを見ても分かるように、組織的な不祥事や事故が起きると決まって検証委員会が立ち上がるが、法律などの専門家が委員会のメンバーに入る場合もあれば、当事者(関係者・関係団体)から独立した第三者委員会が組織される場合もある。今回設置される検証委員会は主催者側で組織されるもので、果たして、公正・公平な会議運営ができるのだろうか。手前味噌的な検証結果になるのではと危惧している。

posted by 地域政党 日本新生 管理者

阿賀野・水原まつり死亡事故を悼む1

2026年10月11日ニュース

 物言う市議、闘う市議、AI市議「いちえい」

 ブログ読者の皆さん、こんにちは。大変ご無沙汰しています。「物言う市議・闘う市議・AI市議(最近追加)」をモットーに議員活動を展開している阿賀野市議会議員の天野市榮です。毎年8月24日・25日の両日に阿賀野市の水原地区(旧水原町)の夏祭りとして行われている「水原まつり」。2日間の日程で行われる水原まつりのメインイベントの一つが「ザ・灯籠来舞(トウロウライブ)」という灯籠押し合いです。今年、このイベントで死傷事故が発生しました。

 地元紙(新潟日報)の報道によれば、24日夜8時過ぎに灯籠押し合いに参加した市内に住む男子高校生が亡くなりました。他にも2名の負傷者が出ました。灯籠押し合いは、横2メートル、幅1・2メートル、高さ2・4メートルの直方体型の灯籠を約30人で担ぎ押し合う行事で今年で39回目になります。商店街を通る片側1車線の幅約6メートル道路上で行われ、灯籠の担ぎ手として参加していた高校生のSさんは灯籠とアーケードの柱の間に挟まれて亡くなりました。主催者である「水原まつり実行委員会」は原因究明と再発防止に取り組むとし、新潟県警は業務上過失致死事件に当たるかどうかを含め事故原因などを慎重に調べる方針です。(同紙8/25・26日付け朝刊)
 
 また、同紙10月1日付け朝刊では、水原まつりの灯籠押し合いでは2年前に参加者同士の小競り合いが起きたことから、昨年は押し合いは見合わせ、今年は地元署と連携して安全対策を講じた上で押し合いを再開したと報じています。また、1991年8月25日に行われた地元神社の祭礼で行われた灯籠押し合いで男性が死亡する事故が発生したことも伝えています。

 毎年お盆過ぎに行われる「水原まつり」は、市や商工会など関係団体で構成される「水原まつり実行委員会」が主体となって、水原地区商店街通りをメイン会場にして、24日は民謡流しと灯籠の押し合い、25日には白鳥の飛来地で有名な瓢湖で花火大会が実施されています。市では水原まつり実行委員会に対して多額の補助金を支出しています。(今年度は540万円)また、灯籠の押し合いには市職員も警備スタッフとして配置されています。そんな中で起きた死傷事故ですが、市から市議会に対して説明があったのは9月18日の市議会9月定例会最終日。議会閉会後の全員協議会で初めて説明がありました。(次号に続く。)

(あとがき)
 水原まつりのメインイベントは8月24日に商店街の通りで行われる民謡流しと灯籠の押し合い、25日に白鳥の飛来地で有名な瓢湖の湖畔で行われる花火大会であるが、花火大会については、いまだに「延期」になっている。毎年10月になるとシベリアから白鳥が瓢湖にやってくる。白鳥は瓢湖をねぐらにして、日中は周囲に広がる田んぼ(稲刈り後の田んぼ)で落ち穂や二番穂をついばんでいる。市のホームページでは10月16日現在の白鳥の飛来数は2,627羽となっている。白鳥が瓢湖に飛来している現在、花火大会の開催は不可能である。まつり実行委員会は花火大会の中止を宣言すべきである。また、花火大会の開催経費として集めた寄附金(個人・団体)の取扱いについても方針・考え方を示すべきである。

 

posted by 地域政党 日本新生 管理者