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オンブズマン通信8.3~阿賀野市監査委員に対して住民監査請求を行いました!

2016年10月11日ニュース


【地域政党日本新生イメージキャラクターウィズ」君】 

 阿賀野市民オンブズマンでは、市長交際費の支出及び市長公用車の運行に係る支出について、平成28年9月12日付けで阿賀野市監査委員に対して、住民監査請求を行った。先日、監査委員名(二人)で住民監査請求書を9月16日付けで受理したこと及び監査を実施する旨の通知を頂いた。
 この通知書によれば、監査実施期間は9月16日から11月15日間の2か月間(60日間)と記入されていた。この通知書とは別に阿賀野市職員措置請求に係る証拠の提出及び陳述通知書が同封されていた。
 これら2通の通知文(公文書)のほか、事務局長名で「住民監査請求の阿賀野市民オンブズマンに関する団体確認資料について」と題する事務連絡文書が同封されていた。事務連絡には次の団体確認資料を提出してもらいたいとの趣旨が書いてあった。
①規約・会則等(各種諸規程等含む)、②総会等資料、③事業計画・事業実績、④予算・決算(見込)書、⑤会計監査報告書、⑥役員・会員名簿など
 私はこの文書を見て多いなる疑問・違和感を感じた。住民監査請求は当該地方公共団体の住民が請求人となることができる。ここでいう請求人とは法律上行為能力が認められている自然人(個人)と法人格を有する団体である。これは住民監査請求の結果(市長等が講じた措置)に不服がある場合に限り住民訴訟を行うことができる(監査請求前置主義)ことと関係している。住民訴訟を提起できる者は法律上の行為能力を有する自然人と法人に限られている。法人格を有しない団体は訴訟を提起できないからだ。
 
 さて、ブログではこれまで「阿賀野市民オンブズマンが行った住民監査請求」と伝えてきたが正確性を欠いていたので訂正をしたい。阿賀野市民オンブズマンは阿賀野市に存在する団体であるが法人格を有しない任意の団体である。従って住民監査請求の請求人になれない。今回の住民監査請求は、阿賀野市に住民票がある私、個人の資格(自然人)が行った住民監査請求である。9月16日付けのブログを見て頂ければ分かるように住民監査請求書の請求者の所には私の自宅住所(住民票に記載されている住所)と私の氏名(天野市榮:戸籍上の氏名)を記入した。職業欄には「無職(阿賀野市民オンブズマン代表)」と記入した。今回の住民監査請求の請求人は私個人である。それなのに監査委員事務局は、なにゆえ私が所属する「阿賀野市民オンブズマン」(任意団体)に関する内部資料・情報を求めるのか。理解に苦しむ。監査の実施に必要のない不当な個人情報の収集ではないか。これは個人情報保護法や阿賀野市個人情報保護上条例に抵触する由々しい事態だ。どうやら市長部局だけでなく行政委員会にもコンプライアンスの欠如(法令順守義務違反)が広がっているようだ。※次号に続く。
(あとがき)
 阿賀野市議会議員選挙が9日に告示された。定数20人に対して現職19人と新人5人が挑んでいる激戦だ。日中は24台の選挙カーが市内を巡回している。季節外れのウグイス(嬢)の声が響き渡る。「若さと行動力の〇〇候補をよろしくお願いします。」新人候補の鳴き声だ。「信頼と実績の△△候補をよろしくお願いします。」現職候補の鳴き声だ。しかし肝心の候補者の声(カラスの声?)があまり聞こえない。「助手席に乗っている〇〇候補と共々皆さんにご挨拶にあがりました。」こちらの選挙カーには候補者が同乗しているようだ。今回の市議選に立候補している弟は、終日、選挙カーに乗って市内を巡回している。弟の話によれば現職の候補者がこっそりと個別訪問をしている姿を選挙カーから見えたそうだ。個別訪問は禁止されている(公職選挙法第138条第1項)。コンプライアンスの欠如(法令順守義務違反)が選挙の現場にも蔓延しているようだ。この感染症は止むことなく静かに市内全域に広がっているようだ。
(代表 天野 市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者