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選挙と民主主義(第14編)~有権者は既得権者か?(その3)

2013年1月1日ニュース

 明けましておめでとうございます。今年の干支は巳(へび)です。巳の特徴は探究心と情熱。蛇は執念深いとされていますが、恩を忘れず、助けてくれた人には恩返しをすると言われています。ぜひとも巳年の御利益を授かりたいと思います。

 それでは本題に入ります。「有権者は既得権者か(その2)」で選挙における隠れた大きな組織票として高齢者の票について説明しましたが(詳細はこちら)、ややもすれば高齢者に分類しがちな団塊世代ですが、似て非なる政治勢力です。団塊世代は戦後のベビーブームで生まれた世代(1947年~49年生まれ)で現在の年齢で示せば63から65歳にあたる人たちです。この団塊世代の人口を合計すると、664万4000人となりますが、少し広く捉えて61から65歳(1947~1951年生まれ)の人口を合計すると、1063万4000人と日本の総人口の1割近くを占める規模になります。この世代は、まさに人口構成の中で大きなかたまり(団塊)を形成しています。

 団塊世代の人たちは、戦前・戦中生まれの高齢者とは全く異なる価値観・人生観を持っています。団塊の世代が学校を卒業して社会人になった時期は日本の高度成長期と重なります。(ちなみに私の小中学校時代にあたります。)高度成長期の日本を知らない今の若い世代も、世界第2位の経済規模に成長した中国経済の成長ぶりを見れば当時の日本経済の状況を実感できると思います。当時は鉄鋼、造船に代表される重厚長大型産業が日本経済をけん引していました。団塊世代には、これら産業の企業戦士となって激しい出世競争に身を置きながらも日本の高度経済成長を支えてきたという自信と誇りがあります。

 他の世代に勝る精神力と経済力を兼ね備えた団塊の世代は、今でも社会の中心的存在です。物量(資金・人員)を背景に、政治的な発言力も高まっています。選挙戦略上、味方に付ければ大きな戦力になりますが、既得権者として姿を変えれば改革を阻む抵抗勢力になりかねません。恐るべし、団塊世代。

(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者