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気に入らないからといって、ちゃぶ台をひっくり返されると困ります

2011年12月22日トピックス

 私が市長に就任してから毎年、予算編成が始まる時期になると共産党市議団の皆さんから次年度予算に対する要望があります。先日、市役所において私も同席して担当課長から要望事項に対する回答が示されました。
 しかし、今回の予算要望に対し市長としてどのような態度で臨んだらよいものかと悩みました。第一の悩みは、地元ミニコミ誌の今月号に「共産党 市長の実績 『評価しない』」という見出しで、天野市長の3年半の実績に対し「評価しない」という気になる記事が載っていました。これまでの天野市政に対し『評価しない』共産党市議団がなぜ、次年度予算の要望書を提出しその回答を求めるのでしょうか。これまでの天野市政は『評価しない』けれども、要望に対する回答しだいでは、『評価する』になるのでしょうか。それとも、市長は評価しないけれども担当課長は評価しているので要望書を提出したのでしょうか。(市長の査定を経て次年度予算案が決定することは分かっていると思いますが…)
 第二の悩みは、提案いただいた要望項目のうち財源の確保ができたものは次年度当初予算案に計上し3月議会に上程するのですが、共産党市議団は議会最終日の採決の場面で予算案全部に反対するという信じられない行動に出てくるのです。自分たちが要求して予算化された事業を、事ともあろうに反対するという、何とも不可解な現象が22年度、23年度の当初予算案の審議で出現しました。(幸い、賛成多数により予算案は可決されましたが…)反対理由にする事務・事業が予算案に計上されているのであれば、その部分だけを削除(修正)すれば済むことです。なかには予算案とは関係ない理由を示して反対することもあります。
 このような現象を目の当たりにして、高校生の頃に見た人気テレビドラマ「寺内貫太郎一家」を思い出しました。このドラマでは見せ場になっているシーンがありました。石材店主人役の小林亜星が長男役の西条秀樹と喧嘩する場面で、小林亜星がちゃぶ台をひっくり返すシーンです。私も、このシーンが見たくて毎週ドラマを見ていました。今回ご要望いただいた予算措置を伴う項目は11項目あり、その内6項目については次年度予算案に反映したいと考えています。気に入らないからといって、ちゃぶ台をひっくり返されると困ります。共産党市議団の皆さんからは特段のご配慮を賜りたくよろしくお願いします。
(代表 天野市栄)
※筆者の独り言
 「共産党市議団に対する私の評価は100点満点で80点です。理由は、市の自主財源の確保に真剣に取組んでいただいていることが分かったからです。共産党市議団の皆さんからは、今年の6月議会に上程した法人市民税(法人税割額)を県内他市並みの14.7%(現在は12.3%)に引き上げる市税条例改正案に賛成していただきました。共産党市議団の勇気ある決断に敬意を表します。残念ながら改正案は反対多数で否決されましたが、市税条例の改正案は時期を見て再上程したいと考えています。可決されれば約4,800万円の税収増になります。そうなれば、予算化される要望事項がもっと増えることをお約束します。」

posted by 地域政党 日本新生 管理者