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クラウドファンディングを始めました!第6号

2024年5月23日トピックス

  モノ言う前市議、闘う前市議

 今回号からは、「市長交際費の支出(弔慰金)に関する住民監査請求結果に対する取消訴訟(令和5年(行ウ)第10号 市長交際費返還履行請求事件)」(令和5年12月5日付け提訴)について、事実関係を中心にお伝えします。
 まずはこの訴訟を提起するきっかけとなった住民監査請求について説明します。私は令和5年10月23日付けで阿賀野市監査委員宛に阿賀野市職員措置要求書(住民監査請求書)を提出しました。請求の内容は、平成28年8月から市のホームページで公開されている市長交際費の支出状況から、弔慰(香典・供花)に関する支出(40件)について情報公開請求を行った結果、違法若しくは不当な公金支出が認められたので、これらを是正する措置を講ずべきことを求めたものです。
 具体的には、40件の支出中、市長自らが出席した葬儀が2件のみで残り38件は市の職員が出席していること(うち市長の職務を代理できる権限を有する上席の職員が出席しているのが1件)であった事実を挙げて、市長自身が欠席した葬儀に香典や供花を支出したことは、
①「阿賀野市長交際費の支出及び公表に関する要綱第1条(趣旨)」に合致せず、違法な公金支出にあたる。
②公職選挙法第199条の2(寄附の禁止規定)違反する違法な公金支出にあたる。
ので、市長が参列しない葬儀に職員を通じて喪主(香典の受取人)に渡した香典の全てを市の会計に返還せよとの措置を求める。
 この住民監査請求に対して、11月7日付けで、阿賀野市監査委員2名の連名で却下通知書が届きました。却下理由は「請求人(私)が財務会計上の行為の違法性又は不当性について具体的かつ客観的な適示をしていない。予算に基づいた公金支出には公職選挙法は適用されない。」などを理由に却下されました。審査を開始することなく終結させたのです。いわゆる門前払いです。私はこの却下通知書を受け取り、驚きと共に怒りの念が沸き上がってきました。
 実は市長交際費に関する住民監査請求は今回で2回目です。1回目は平成28年9月16日付けで行いました。その時は、監査対象部局からの事情説明や提出された資料を基に審査行った結果、請求に理由がないとされ「棄却」となりました。私は、充分時間を掛けて審査頂いたことに満足・感謝し「棄却」という結果を受け入れ、訴訟には持ち込みませんでした。一方、今回の一刀両断で行った「却下」決定には到底承服できないことから訴訟を提起したところです。
 私が提起した平成28年の住民監査請求結果の最後に「監査委員の意見」(15ページ)には次のことが記載されていました。強調文字で表示されている箇所は特に印象深く脳裏に刻み込まれています。
「以上のとおり、本監査請求で問題とされている市長交際費の支出及びそれに伴う公用車の使用は違法でも不当でもないと考えられる。しかし、各種団体との友好や信頼関係を維持増進することの重要性は、住民の福祉を向上させる観点から今後も変わらないとしても、そのために何よりも重要なことは、市長が総会等へ列席することである。現状では、各種団体の総会等に参加するに際し、飲食を伴う以上、一定の参加費を支払う行為が社会通念上儀礼の範囲と認められる。市長政策課にあっては今後も引き続き公金の適正な支出と公用車の有効使用に心がけられたい。」
 なお、平成28年の住民監査請求結果については住民監査請求結果(H28.11.15)を参照願います。
 

     【クラウドファンディングの創設について(お知らせ)】

趣旨・目的】  私が提訴している「市長交際費(弔慰)の支出に関する部分情報公開決定に
         対する取消訴訟」、「市長交際費の支出(弔慰)に関する民監査請求結果に
         対する取消訴訟」の2件に係る訴訟費用の調達

【目標額】    100万円

【寄附金額】   1口1万円から

【連絡先】    n.shinsei@mbr.nifty.com(地域政党日本新生メールアドレス)
         ※上記連絡先にメール送信される場合は、御氏名、御住所、寄付金額(口数)を
          明記してください。追って振込手続きについてご案内させていただきます。

【その他】    ご寄附いただいた方へのお礼として、私(ペンネーム橘左京)の文芸作品
        (小説・エッセーなど)を定期的に配信させていただきます。ブログ読者の皆さまの
         ご厚志をお待ちしています!

posted by 地域政党 日本新生 管理者