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クラウドファンディングを始めました!第2号

2024年5月13日トピックス

  モノ言う元市議、闘う元市議

 今回号からは、「市長交際費(弔慰)の支出に関する部分情報公開決定に対する取消訴訟」事件(令和5年8月17日付けで提訴、令和5年(行ウ)第8号 公文書一部非公開決定取消等請求訴訟)(令和5年8月17日付け提訴))の詳細について、事実関係を中心にお知らせします。

 阿賀野市では平成28年8月から市のホームページに市長交際費の支出内訳を月別で公表しています。(直近の令和6年3月分の支出内訳はこちら)支出内訳には、1支出日(支出原因の発生日)2支出区分、3支出内容、4支出金額(円)の4項目について記載されています。令和6年3月には7件の支払いがあり、うち2件は弔慰に関する支払いです。
 「支出区分」の考え方については「阿賀野市長交際費の支出及び公表に関する要綱(平成28年7月15日制定)」をご覧ください。「支出区分」が同要綱債2条に定める「支出基準」に該当します。同年8月分から、市のホームページ上で市長交際費が公表されています。
 次に「弔慰」の考え方については、「阿賀野市弔慰規程(内規)(平成17年4月19日施行)」をご覧ください。内規では弔慰金として香典(金額)と弔花(生花)1基とあります。香典の金額については、死去した公職者を現職と元職に分けて、更に職位に分けて金額が決まっています。例えば、現職の市議会議員であれば3万円、元職市議会議員(合併前の町議会議員を含む。)であれば、1万円です。一方、弔花1基の支出金額は現・元職に関係なく一律2万円(税別)です。

 今年3月分の支出には弔慰に関する支出が2件ありました。「3月3日、元笹神村議会議員逝去に伴う御花代、22,000円」と「3月4日 元笹神村議会議員逝去に伴う香典、10、000円」と記載されています。このように、阿賀野市では死去した公職者の情報については、肩書のみで氏名まで公表されていません。被告(市)から裁判所に提出された証拠(R5.9.21付け)によれば、弔慰の支出に関して、阿賀野市と同様に、公職者の肩書のみを公表している県内自治体は9自治体あります。一方、肩書と氏名の両方を公表している自治体は上越市ほか3自治体あります。原告が裁判所に提出した証拠(R5.8.17付け)では公職者の氏名を公表している県内自治体として新潟市の事例を挙げています。新潟市では公職者(市長・市議会議員以外にも、民生委員・町内会長なども対象)の死去に伴う弔慰(供花・弔慰文=レッタークス)において、当該公職者氏名、金額等がホームページで公表されています。

 私が提訴した「市長交際費(弔慰)の支出に関する部分情報公開決定に対する取消訴訟」は、平成28年8月から市のホーム―ページで公表されている市長交際費内訳から「弔慰」(香典)に関する支出(平成28年10月分~令和5年1月分)40件を抽出して、この40件について支払証明書の開示を求めたところ、「件名」欄記載の公職者の氏名及び「支払先(相手方)欄記載の喪主の氏名の個所は開示されず墨塗されていました。裁判で求めている請求の趣旨・内容は「情報公開請求で不開示となった40件について、死去した公職者の氏名と喪主の氏名を開示せよ」であって、「死去した公職者の氏名と喪主の氏名について、市のホームページで公表せよ」ではないことをご理解ください。

 情報公開制度は、市民の知る権利を担保する有力なツールであると考えています。税金を納めている市民の立場で考えれば、税金の使い道を知りたいと考えるのは自然な思いであり当然のこととです。この訴訟を通じて、情報公開に対する市の消極的な姿勢が垣間見えてきました。今年4月の市長選挙で3期12年の田中市政が幕を閉じました。新市長には市政の透明化(情報公開など)に向けて尽力されることを期待しています。
 「よらしむべし しらしむべからず(論語)」(一言市栄から)

     【クラウドファンディングの創設について(お知らせ)】

趣旨・目的】  私が提訴している「市長交際費(弔慰)の支出に関する部分情報公開決定に
         対する取消訴訟」、「市長交際費の支出(弔慰)に関する民監査請求結果に
         対する取消訴訟」の2件に係る訴訟費用の調達

【目標額】    100万円

【寄附金額】   1口1万円から

【連絡先】    n.shinsei@mbr.nifty.com(地域政党日本新生メールアドレス)
         ※上記連絡先にメール送信される場合は、御氏名、御住所、寄附金額(口数)を
          明記してください。追って振込手続きについてご案内させていただきます。

【その他】    ご寄附いただいた方へのお礼として、私(ペンネーム橘左京)の文芸作品
        (小説・エッセーなど)を定期的に配信させていただきます。ブログ読者の皆さまの
         ご厚志をお待ちしています!

posted by 地域政党 日本新生 管理者