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育メン政治家の育児レポート(第70話)~真夏の夜にウサギと「すごろく」にはまっています。(続編)

2015年8月13日ニュース

「負けるが勝ち」

 毎日・朝晩、ウサギとすごろくゲームを楽しんでいますが(正直に言えば「付き合わされている」ということになりますが…)、負けず嫌いなウサギは勝ちにこだわります。サイコロの目の出方は子どもが振っても大人が振っても同じです。ですからハンディキャップなしでゲームをスタートしますが、私の駒がウサギの駒を追い抜いてゴール近くの枠に達すると、私のゴールを阻止しようとウサギは「ウサギが勝つ!」と叫び声を上げてくるので、私はわざとサイコロをボードの外に出します。サイコロがボードの外にはみ出ると得点にはなりません。そうやってウサギに勝ちを譲るのですが、これではフェアーなゲームとは言えませし、八百長試合のように最初から結果が決まっていては面白くありません。

 ある日、いつものとおりウサギがゴールし、私の駒が数個手前のイチゴのショートケーキでゲームが終了しました。その時ウサギが私に発した「ウサギは何にもないけれど、パパはケーキ食べられるね。」という何気ない一言がヒントになりました。このすごろくは子ども(未就学児)が言葉を覚えるレッスン用に開発されたゲームです。スタートから始まり、野菜・果物・食事・お菓子の順で枠が並んでいます。枠には食べ物のイラストと名前がひらがなで表示されています。特にゴール近くはお菓子の枠になっています。チョコレート、アイスクリーム、ショートケーキ、キャンディーとウサギの好きな食べ物が並んでいます。一方、ゴールの枠には白い大きな星形しかありません。ゴールしても(ゲームに勝っても)食べるものが無いのです。むしろ負けた方がおいしい食べ物をゲットできるのです。私はウサギに言いました。「ウサギ、勝っても(ゴールしても)食べるものはないよ。負けた方がお菓子を食べられるよ。パパのチョコレート、ウサギに半分あげるよ。」

 それからは、勝ちにこだわることがなくなったウサギとフェアーなすごろくゲームを楽しんでいます。ウサギの長い人生、山あり谷ありの人生ですが、フェアプレー精神で乗り越えてほしいと思います。(代表 天野 市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者