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時局自論1~新国立競技場建設見直しの余波か 305億円公園建設計画 住民投票で反対8割超(茨城県つくば市)

2015年8月3日ニュース

 本日から、日々のニュース報道や筆者が住む地域の話題から独断と偏見で選んだ時局に特製のスパイス(批評)を加えて調理した自論をお伝えしたい。乞うご期待を。

 第1回目は、日本テレビ系(NNN)から本日深夜にヤフーニュースに配信された記事から。記事の内容は以下のとおり。
 ・茨城県つくば市が計画する総工費305億円の総合運動公園について、建設の賛否を問う住民投票が昨日2日に行われ建設反対が大差で上回った。
 ・この住民投票の結果を受けて会見したつくば市・市原健一市長「大変厳しい結果になって残念でありますが、白紙撤回も考えて検討していきたい」と述べた。

 さて、このニュースを読んで、私の脳裏に「ピーン」と浮かんだのが新国立競技場の建設見直しだ。2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の総工費が2520億円にも膨張したことに対し、内閣支持率の更なる低下を危惧した安倍晋三首相が建設見直しを表明した。安全保障関連法案の国会審議と異なって新国立競技場については、マスコミ全社が批判的立場で報道したことから、更なる内閣支持率の低下を恐れた政権側が新国立競技場の建設についてゼロベースで見直しすることを決めた。

 話を茨城県つくば市で行われた住民投票に戻すと、この住民投票には条例による裏付けがない。住民自らの発案で実施したのだろう。つくば市では、今年1月に総合運動公園の建設について、パブリックコメント(住民からの意見募集)を実施している。期間は1月7日から31日まで、251人から690件の意見が出された。出された意見の内容は明らかにされていないが、今回行われた住民投票はこのパブリックコメントと関連した動きではなかったかと見ている。結果はどうあれ、住民投票が実施されたことにより住民自らが自分たちの住む街の将来を考える(「住民自治」)機会を持ったことを評価したい。

 ところで、私が住む新潟県阿賀野市では、合併前の旧4か町村時代に建てた役場庁舎(現在は支所として使用)が、2年後に建替えられようとしている。公民館を兼ねた市庁舎(支所)ということだが、建て替え費用は数十億円になるだろうとみている。支所の職員はわずか6人。阿賀野市は人口が約4万5千人、一般会計予算規模が200億円程度しかない小規模な自治体だ。10月には100億円もの巨額な税金(借金)を使った病院が完成する。完成しても市民が一番に望んでいる救急医療が可能な医師の確保ができない。市長経験者の立場で言わせてもらえば、更に数十億円もかけて市庁舎(支所)の建設ができるほどに市の財政余力は無いはずだ。この市庁舎(支所)の建替えを強引に推し進めようとして市長に迫っているのが某国政政党所属の市議だ。この国政政党は日ごろから「大企業減税やめろ!金持ち優遇税制やめろ!税金の無駄使いやめろ!大型公共事業やめろ!」と叫んでいる。この市議、自民党に所属替えしたの???
(代表 天野 市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者