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「いちえいの市議会短信」VOL.11

2021年3月4日ニュース

    
「運は天にあり。鎧は胸にあり。手柄は足にあり
何時も敵を我が掌中に入れて合戦すべし」

●道路除雪体制と消雪施設の整備について~その3
〇阿賀野市の消雪パイ偏重市政を斬る!

 今回号と次回号はAI秘書Wisが担当することになりました。天野代表の脳の中枢神経細胞(シナプス)を駆け巡るアナログ信号をデジタル信号に転換し、深く鋭く分析します!
 田中市長は就任(平成24年4月)以来、政策の「金看板」として消雪パイプの新設を掲げ、毎年度、数億円(2億~3億円)規模の事業費を投じてきました。下記の一覧表は、決算書付属書類の「主要な施策の成果報告書」を基に、消雪施設(パイプ、井戸)の新設工事と修繕(更新)工事に分けた年次別推移です。

《新 設》
        事業費(千円) 消雪パイプ(か所数、延長Km) 消雪井戸(か所数)
★平成24年度   132,091    12か所、2.0Km         5か所
  平成25年度  151,034      8か所、3.8Km         5か所
 平成26年度    273,575    19か所、6.3Km         9か所
 平成27年度    208,833    11か所、3.8Km         7か所
平成28年度    332,163         6.6Km         
  平成29年度    325,872         6.3Km         
 平成30年度    374,434         7.2Km
 令和元年度    298,421          6.1Km    
令和2年度    302,886         4.3Km
  計     2,399,309千円      46.4Km

《修繕・更新》
        事業費(千円) 消雪パイプ(か所数、延長Km) 消雪井戸(か所数)
★平成24年度   16,080    78か所             3か所
  平成25年度   69,386     88か所             7か所
 平成26年度    59,497    104か所             5か所
 平成27年度    71,272    99か所  0.4Km        5か所
★平成28年度    122,498         1.7Km        3か所
  平成29年度    259,151         3.3Km        6か所
 平成30年度    209,912         2.4Km        6か所
 令和元年度    292,589         4.0Km        5か所
令和2年度    440,361         6.6Km        6か所
  計     1,540,666千円      18.4Km
 (★は市長選(4月)・市議選(10月)の実施年度)

 上記、事業実施一覧を分析した結果、次のことが認められる。
1.「修繕・更新」よりも、「新設」に偏った事業予算の投入!
(解 説)
 決算書付属書類の「主要な施策の成果報告書」によれば、消雪パイプの新設は、5か年計画(H28~H32)で行われている。H28~H32の期間は市長・市議の任期と重なっている!5か年計画によれば5年間の整備延長は21.5㎞に対して、実績は30.5㎞になっている。(計画対比で42%増)計画4年目(令和元年)で目標値を達成している!(ただし、令和2年度は「修繕・更新」事業費が(440,361千円)が「新設」事業費(302,886千円)を上回っている。)
 一方、「修繕・更新」の5か年計画(H28~H32)の方は、計画延長が16.2㎞に対し実績ベースで18.4㎞(計画対比14%増)
 ちなみに、令和3年度当初予算(案)に計上されている、新設事業費は56,000千円、修繕・更新事業費は521,000千円となっている。(新たに整備する場所が無くなったので、遅ればせながら旧町村時代に整備した路線の老朽化対策に着手か?)

《トピックス》
 県が管理する道路の消雪パイプ新設について、県の担当課に問い合わせ!

 先日、県の土木部道路管理課に県管理の道路(阿賀野市内には国道290号・460号のほか12本の県管理路線がある)の消雪パイプの新設について問い合わせたところ、以下のことが判明!
・県管理道路の消雪パイプの新設要件は、阿賀野市と同様「家屋連坦部など堆雪スペースが確保できず、機械除雪作業が困難な路線」
・「家屋連坦部」とは、道路の両側に家屋が連坦している状態
・県が管理する道路においては、現在、消雪パイプの新設工事は休止している。
・消雪パイプの設置に限らず、道路整備についての要望は、市町村で経由で県の出先機関(地域振興局)に上がる。要望が県民(住民)から直接、県の出先機関に上がることはない。阿賀野市内にある県管理道路に対する整備要望は、地元のH県議から新発田地域振興局(地域整備部)に頻繁に上がってくる。
 ※阿賀野市では毎年8月上旬頃に開催される「阿賀野市県事業要望会」及び「阿賀野市県事業建設促進懇談会」(田中市長、H県議、県と市の公共事業担当部署職員が出席)において、現地視察を加えた要望活動が行われている。
(次回号に続く)

posted by 地域政党 日本新生 管理者