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市政かわら版(第3号)その1~これでいいのか新病院(あがの市民病院) 医療水準は軽く(低く)、負担は重たく(高く)

2015年3月6日ニュース

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建設中の新病院(あがの市民病院)

 今年10月に新病院(あがの市民病院)が開院するが、残念ながら多くの市民が一番に望んでいる救急医療(二次救急)が可能となる医師を確保できていない。負担は増える(事業費=借金が当初の約 75億円から約 100億円に増嵩)一方で、医療水準が低いまま(救急医療ができない)では、到底、市民の理解は得られないだろう。

〇新病院が二次救急病院としてすぐに機能できないのであれば、まずは救急告示病院の再指定を受けるべきだ
 水原郷病院は、平成18年春に起きた医師の大量退職以降、救急告示病院を県に返上している。救急告示病院とは、二次救急病院(入院や手術を要する症例に対する医療が提供可能な病院)とは異なり、病院の診療可能な範囲で急患を受け入れる病院ということだ。郷病院のような公的医療機関は、本来救急医療を行うことが予定されている病院であるが、現在の郷病院は公的医療機関としての使命を果たしていない。

 阿賀野市周辺市町村の状況を調べると、阿賀町にある県立津川病院は常勤の医師が郷病院よりもはるかに少ないにもかかわらず救急告示病院になっている。五泉市では南部郷総合病院など2病院、新潟市秋葉区では下越病院など2病院、北区(旧豊栄市)では、常勤医師数が郷病院とほぼ同じ厚生連豊栄病院も救急告示病院だ。現在阿賀野市内には救急告示病院は一つもない、というお寒い状況なのだ。

 「救急告示病院」は、できる範囲で急患を受け入れる病院ということなので、今の郷病院でも対応可能だ。残念ながら現在の郷病院には、市内の救急患者を受け入れる姿勢や覚悟が全く見られない。私が市長をやっていた頃に何度か「救急告示病院」の再指定について、事務方を通じて病院なり運営委託先の厚生連に申し入れたのだが、平成18年春に起きた医師大量退職の原因の一つとされている医師の過重勤務に対するトラウマがあるのか、なかなか聞き入れてもらえなかった。※次号に続く。
(あとがき)
本日中にかわら版3号を事務所前に貼り出し、パンフスタンドに配置する予定である。
(代表 天野 市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者