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政局自論16.1~県民党か自民党か。花角新潟県知事の矛盾

2022年5月9日ニュース

新潟知事選挙(告示5月12日、 投開票日29日)

 今夏の参議院選挙に先駆けて、新潟県では知事選挙(5月12日告示、投開票日29日)が行われる。知事選挙に立候補を予定しているのは現職の花角英世知事(現在1期目)と新人で会社経営者の片桐奈保美氏の2人である。両氏とも7月に行われる参議院新潟選挙区(改選1議席)の立候補予定者と連携しながら告示前の前哨戦(政治活動)が繰り広げられている。花角氏は自民党の公認候補予定者で自民党県議の小林一大氏と、一方の片桐氏は立憲民主党の公認候補予定者で参議院議員の森裕子氏と連携しながら、政治活動(ポスター掲示、チラシ配布、集会など)を行っている。

 前回の知事選挙は自民党・公明党が支援する国土交通省出身の元官僚(花角氏)と野党が支援する県議(池田氏)の与野党対決の構図になっていたが、今回の知事選は事情が異なる。花角氏の陣営は与野党相乗りを狙って「県民党」を掲げた。これは国政野党(?)の国民民主党や連合新潟が花角氏の「支持」を表明したからだ。そのため県政与党の自民党は当初、花角氏を「推薦」としたが「支持」に格下げして他の支援組織と足並みをそろえた。一方の野党第1党の立憲民主党は知事選については「自主投票」とし、社民党と共産党は片桐氏を推薦した。立憲民主党の森裕子参議院議員は片桐氏を個人的に支援してながら街宣活動を行っている。

 昨年10月の衆議院選挙後に市中に貼り出された花角氏と参議院選立候補予定者の小林氏(自民党県議)、それと地元選挙区の自民党県議との3連ポスター(政治活動用の街頭演説告知ポスター)に耳目が集まっている。この自民党のポスターを見るかぎり、花角氏は県民党というよりは自民党系知事と断言できる。花角氏は前回の知事選で自民党から全面的な支援を受けて初当選した。恩を売った自民党県議団は花角知事に対して「借りを返せ」と言わんばかりに、知事選後に翌年春の県議選向けにと花角知事とのツーショットのポスターを市中に貼り出した。今回も知事選後にそのような光景が見られるのだろうか。花角氏は今回の知事選では県民党を標ぼうして臨む。花角氏の今後の政治姿勢を注視している。君子(知事)になったとたん豹変するのだろうか?

(あとがき)
 知事選が告示される5月12日以降、公営掲示場以外に貼ってある候補者のポスターは違反になる。私が住んでいる阿賀野市での両氏(花角氏と片桐氏)のポスターの数を比較すると、花角氏のポスターの数が圧倒的に多い。どのようにして目隠しするのだろうか。告示まであと3日。

(代表 天野市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者