政局短信3.1~見えているのは立派な建物(公共施設)、見えないのは借金の山(市債残高)
住宅ローンを利用された方ならお分かりでしょうが、何十年も続くローン返済は大黒柱のお父さんの肩に重圧となってのしかかってきます。家計を預かるお母さんの方もやりくりが大変です。お父さんのお給料の行き先は、先ずは子どもの教育費。次に生活費、その次にお母さんのへそくり(予備費)。最後にお父さんのお小遣いや昼食代。雀の涙ほどに削られた小遣いや昼食代で、職場の飲み会は「必ず割り勘」、お昼はきまって「吉野家の牛丼並盛」。なんてサラリーマン生活を送っているお父さんも多いのではないでしょうか。実は私のことでした(^_^)。ローン返済も終了し、名実ともに「我が家」になった頃には、子どもたちは独立して家を離れ、広い家の中は夫婦二人っきりの生活。なんてことになっているお家もあるのではないでしょうか。実はこれも私のことでした(^_^)。
前置きはここまでにして本題に入ります。昨年10月に満を持して(?)開院したあがの市民病院(新病院、写真左)ですが、総事業費がなんと約100億円。そのほとんどが借金(市債)です。償還(返済)期間は分かりませんが、借金返済の重圧が市民生活に大きくのしかかってきます。市民が一番に望んでいた救急医療(二次救急)もできないため、医療水準は旧病院(水原郷病院)のまま。私たちが支払った税金は最初に新病院の借金返済に回され、残った税金で市民サービスが提供されるため、「市民サービスは低いまま、負担はずっしり重たく。」。なんてことになりそうです。
見えているのは綺麗で立派な新病院、見えないところにあるのは借金の山 。※次号続く。
【参考】天野市政と田中市政とで年度別の借金残高(一般会計市債残高)の推移を比較してみました。
【天野市政~年々減少↓】 【田中市政~年々増加↑】
H20年度 257億円 H24年度 237億円
H21年度 246億円 H25年度 255億円
H22年度 238億円 H26年度 255億円
H23年度 229億円 H27年度 251億円(見込み)
(あとがき)
子どもに借金返済の負担をかけたくない、との親心か。阿賀野市の合計特殊出生率が1.16(平成26年度:県内30市町村の最下位)になったのも訳があった!
【市長選向け政策:コンパクト&スマートシティ構想】
・ざっくり見るなら「政策チラシ」
・じっくり読むなら「政策集」
【市長選告示日カウントダウン あと82日】
(広報部長 柊 三郎)