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国道49号水原バイパス開通!(その1)~10年10キロ?

2023年1月13日ニュース

  国道49号水原バイパス

 国道49号水原バイパス(延長8.1㎞)が令和4年12月4日(日)に暫定2車線で部分開通(百津・下黒瀬間5.4㎞)した。事業化から22年、工事着手から17年もの歳月を掛けてようやく開通した。事業主体である国土交通省や地元市町長、国会議員・県議会議員、市議会議員など関係者が集い、12月4日に市内で完成式典が行われた。私も市議会議員として式典に参列した。国会議員の挨拶が行われ自民党参議院議員(全国比例)の佐藤信秋氏が国道整備について興味深いお話をしてくれた。佐藤氏は新潟県出身で国土交通省(旧建設省)の事務次官まで上り詰め、退官後、政治家に転身した方で、言わば道路族のドンである。佐藤氏が道路整備の目安(法則?)として「10年10キロ」ということを話してくれた。「10年10キロ」というのは単純平均で1年1キロである。ところが水原バイパスの場合はどうかいうと「佐藤の法則」は当てはまらない。事業化されてからの経過年数(22年)で除すると1年245メートルだ。また工事着手からの経過年数(17年)で除すると1年318メートルだ。水原バイパスは盛り土を施して整備している。昔は盛り土には山の土を使っていたが環境保全や国土保全の観点からできなくなった。今は河川の掘削土を使っているが、掘削したままの状態では使えないことから年数を掛けて土壌改良を行っている。そのため使用できるようになるまで相当の期間が必要だ。おそらく佐藤議員が建設官僚時代には「10年10キロ」の法則が成り立っていたのであろう。

 水原バイパスの残り区間(寺社・百津間2.7㎞)は今後5年程度で開通(令和3年4月公表)するそうであるが、遅くとも令和8年4月までには寺社まで開通することになる。私はこの発表を懐疑的に見ている。水原バイパスの残り区間2.7㎞を5年で除すると1年540メートルだ。これまでの工事の進捗状況からみて、「5年で2.7km」という数値は達成困難な目標である。2700メートルを318メートルで除した8年が妥当な数値目標ではないかと考えている。そうであれば全線開通は令和11年ということになる。こうならないためにも、佐藤議員をはじめ新潟県選出の自民党国会議員には奮起を促したい。新潟県から大臣が輩出されなくなって久しい。佐藤議員は御年75歳で現在、参議院議員3期目だ。前回参議院選では70歳定年制の党規約にも関わらず特任公認され3選した。くだんの佐藤議員の挨拶でもう一つ興味深い話があった。来賓としての挨拶は無かったが参列していた阿賀野市選出の帆苅謙治県議会議員(74歳、現在8期目)に対して4月に行われる県議選に向けたエールを送っていた。佐藤氏曰く。「全線開通する頃は帆苅先生が9期目、もしかすると10期目になるのではないか」と。「佐藤の法則」では9期目になるし、「天野の法則」によれば「10期目」ということになるが…。「県と国のパイプ役」を自負する帆苅県議にも奮起を促したい。

(代表 天野市栄)
 

posted by 地域政党 日本新生 管理者