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育メン政治家の育児レポート(第57話)~ウサギとメダカの飼育を始めました!

2015年6月1日ニュース

 これまでウサギと何度となく行っているマリンピア日本海(水族館)ですが、我が家でも水に住む生き物を観察しようと、先月からミニ水族館を開設しました。(写真左)ホームセンターで小さな水槽とろ過機などの機材を買ってきて、飼育用のメダカと小さな巻貝、水草、敷き砂利は、趣味でメダカと金魚を飼育している弟から提供してもらいました。メダカは、いわゆる「カラーメダカ」と呼ばれている突然変異種で、観賞用に改良されたメダカです。名前は分かりませんが巻貝は水槽の壁に付着した汚れを食べてくれるお掃除屋さんです。朝晩の給餌はウサギとパパの担当です。ところが、メダカを飼い始めて1週間くらい経った朝に水槽の中を覗いたら、オレンジ色のメダカ一匹が水槽の底に沈んでいました。
 「ウサギ、このメダカ死んじゃったよ。」(パパ)
 「どうして?」(ウサギ)
 「分かんないよ。お墓を作ってやろう。」(パパ)

 生き物を飼えば、どうしても「死」と向き合わなければなりません。ウサギが「死」について考える機会がこんなに早く来るとは思いませんでしたが、今のウサギにはまだ「死」についての理解は難しいようです。死んだメダカの遺骸は庭の木の根元に埋めてお墓(十字架)を建てました。「アーメン」

(あとがき)
 童謡「めだかの学校」にも歌われたように、かつて日本の小川にはごく普通にメダカの群れが見られた。そのメダカも、今や絶滅危惧種としてレッドデータブックに登録されている。のどかな田園風景を見て育った私の少年期が思い出される。子どもの頃、よく近くの小川(農業水路)に魚とりをして遊んだ。小川に半円形の網(枠は竹)を沈め、「カタカタ棒」と呼ばれる竹の棒に中心部をくり抜いた円柱状の木材を差し込んで、水の中で「カタカタ」と音を鳴らして、川上から川下に魚を追い込んでいく。川下に設置した網を上げるとドジョウやフナ、ザリガニ、メダカなどの小魚が入っていた。

 当時の農業水路は田んぼとつながっていて、田植えのシーズンになると水路から田んぼに水が入りメダカも一緒に入ってくる。日中は田んぼの水温はかなり上昇するがメダカは平気だ。田んぼで産卵し成長したメダカは、刈り取りシーズンになり田んぼの水が水路に戻るのと一緒に戻る。当時の農業水路は土水路で、水草などの水生植物が沢山繁茂していたし、魚もたくさんいた。しかし今は違う。用水路と排水路が分離され、コンクリート製や矢板といわれる鉄製の護岸(排水路)に変わった。用水路は三面(横二面と底)がコンクリートで覆われ魚の住める環境ではなくなった。また排水路も深く掘られ、田んぼの水を落とすだけとなり田んぼに水が戻ることはない。かろうじて当時の農業水路(土水路)が残っているは中山間地の田んぼである。メダカが絶滅危惧種になるのは無理もない。
(代表 天野 市栄)

posted by 地域政党 日本新生 管理者