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政局自論15.1~ロシアによるウクライナへの軍事侵攻

2022年2月27日ニュース

ロシアのウクライナへの軍事侵攻

 2月21日 ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ国内の東部で親ロシア派が支配する2地域の独立を一方的に承認する大統領令に署名し、「平和維持」を目的にロシア軍を進駐させると表明した。これまで、ウクライナとの国境近くで行っていたロシア軍の軍事演習だったが、演習を終えて軍を撤収するかのようなそぶりを見せていたが実は違っていた。プーチン大統領の表明を受けて、ロシア軍は国境を超えて3方向からウクライナを侵攻している。

 ロシア国防省によれば攻撃対象は軍事施設というが、実際は民間施設への攻撃も行われ多数の死傷者が出ている模様だ。ロシア軍によるウクライナの首都キエフ(人口約400万人)への空爆の様子がメディアを通じて、連日報道されている。防空壕として地下鉄に避難し不安な表情を浮かべるキエフ市民の様子も伝えられている。

 日本に住むウクライナ人が故郷に残っている家族の安否を気遣う映像がメディアによって伝えられている。ロシアによるウクライナ侵攻に反対する市民運動が世界各地で起きている。ロシア国内で起きている抗議デモに対し治安部隊が排除する様子もメディアが配信している。

 このようなロシアの「力による現状変更」に対し国際社会は敏感に反応した。国連安全保障理事会は25日、ロシアによるウクライナ侵攻を非難する決議案を審議したが、常任理事国のロシアが拒否権を行使して不採択となった。なお、理事国15カ国のうち中国とアラブ首長国連邦(UAE)、インドの3カ国が棄権し残る11カ国は賛成した。

 25日午後7時のNHKニュースで「ロシア軍によるウクライナへの侵攻を受けて自民・公明両党は、国会の意思を改めて示すべきだとして、ロシアを強く非難するとともに、即時の攻撃停止と撤退を求める新たな国会決議の文案をまとめました。野党側と調整して来週にも採択したいとしています。」と報道された。

 国会決議も大事であるが、ロシアの暴挙に対し日本の地方議会も行動を起こすべき時と考える。茨城県議会では、25日から始まった県議会の初日にロシアによるウクライナ侵攻を抗議する決議を採択しした。決議文はこちら。阿賀野市議会においても、同様な決議を採択すべきと考える。ロシアによるウクライナ侵攻を抗議する全国の自治体(47都道府県、1747市区町村)の声を集めれば、国際社会に向けた日本国としての、もう一つの意思表明になると確信している。
(阿賀野市議会議員 天野市栄)

(あとがき)
 今では廃墟と化したが阿賀野市の笹神地区に「新潟ロシア村」(テーマパーク)があった。開園当時、何度かロシア村を訪れては、ロシア人の踊り子による舞台や黒真珠、琥珀、キャビア、チョウザメなどを見ながら異国情緒を感じさせる時間を過ごした。また若い頃、シベリア鉄道に乗ってロシアを旅したこともある。ハバロフスクからイルクーツクまで車中で1週間を過ごした。長旅で退屈な日本人旅行者を楽しませようと、ロシア人乗務員がアコーディオンを使ってロシア民謡を奏でてくれた。知っている楽曲が流れると一緒に歌ったりした。ロシア人、ロシア国民は国籍を問わず誰に対しても友好的であるが、一方、政治指導者の方は強権的な独裁者なのだろうか。
 米、英、カナダ、EUがロシアのプーチン大統領とラブロフ外相に対して資産凍結などの制裁を科すとの発表に合わせて、米財務省の話として、プーチン氏を北朝鮮のキムジョウン労働党総書記、シリアのアサド大統領、ベラルーシのルカシェンコ大統領ら『独裁者の小グループに加わった』と強調した、と本日の地元紙(新潟日報)は伝えている。

posted by 地域政党 日本新生 管理者